何だか腹を探りたくなる

最近、司法書士のことについて触れた記事を見ました。


その記事はここなんですがね。



ここの記事、確かによく当たっている面が多い。

よく調べているなあ、とも思える。

例えば、登記のできない司法書士なんていう話も本当です。

うちも使っている専門ソフトは、うちのボスからすれば、まだまだなところもある業界最大手です。

ですが、そのエンジニアたちすら、この記事と同じ愚痴をこぼしていました。



特に、最近、債務整理専門からいきなり相続専門を謳いだしたところがあって。

そこでは、単純な相続登記一つできなかったという有様だったのです。



おそらく、戸籍の読み方や集めるものが分からなかったんでしょうけど、こりゃ確かに酷過ぎる。

なのに、遺言執行なんて謳っていたって、そんなもんできる訳がないのは自明の理です。



さて。

司法書士が登記ができない、という記事は確かにご尤もな話で、そこかしこにある問題です(※登記していたとしても、企業法務の厳しさを知らないヤツも多く、適当な仕事をしといて、後からこちらが尻拭いさせられていた場合もある。それも、相手は気が付いていながら偉そうに高飛車に出て来られたことがあった。ボスは大人しい人やったから事を済ませたが、ワタクシやったら地獄に突き落とすぞ?二度と使ってはもらえまい)。


ところが。

この記事を見ていて、「??」と思ったところもあったのも事実。


例えば、上の記事の図。

確かに、これだと登記は減る一方の感じですよね。


そこで、政府が発表している統計を調べてみました。

(※登記の件数は、申請又は嘱託情報ごと、かつ、登記の目的ごとに1件としてカウント)


d0039219_12474021.jpg


…商業登記の傾向が分かりにくいな;;

では、これを個別にしたものがこれ。


d0039219_12475777.jpg



…どうですか?

確かにこの記事では下がり続けているし、その傾向も分かるんですけど、このグラフでも下げ止まり始めているのが少しだけ分かるんですよね。

それを無視して書いていたらちょっと不公平。

まあ、23年の数字が上がっていなかったんですから、当然と言えば当然かな。


ただ、この世は全て心象風景

この世の実勢を洗わず統計も、見方を変えると考え方も変わる訳で。

例えば、債権譲渡登記などは、大体9万件で推移している。ということは、それだけ利用されている登記でもある訳で、司法書士の仕事にもなるか…ならないかもね(笑)。会社で自分でやっちゃうからなあ。

そういうことも挙げないで、危機感を煽っているだけな部分も見え隠れするのはワタクシだけかあ??

何しろ、プロ用のセミナー会社みたいやし~♪



景気悪化が下げ止まりつつあるのは、登記でも分かる。

さてさて?
これを良い傾向と見るかどう見るかは、それぞれの胸三寸だなあ。




ところで。
この統計を見る限り、登記で飯を食えるようになるのは大変。

今は、価格競争も激しいし。

とすれば、その周辺から独自の業務・サービスを作り出さないといけない。



ワタクシたちですか?

一応考えて実行中です。



まだお話しできるほどでもありませんけどね。
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by uneyama_shachyuu | 2012-12-01 12:45 | 司法書士編。