良いお年を!
さて、総括後半。
いや~!
営業は厳しいわ~。
とはいえ、うちの会社の営業って、とっっっっっっっっても特殊。
研修では、うちの会社のことを「世にも稀なる企業」などと言うのだが、ホンマ、世にも稀だわ(笑)。
しかし、辞める人が、とても多いのだ。
家族を理由に挙げる人も多い。
合わないと言って去る人もいる。
数字ははっきり出るし(※営業ならば当たり前)、そのプレッシャーは大きいしねぇ。
つい最近まで、ワタクシも、そのプレッシャーに負けそうだったもんな。
ただ、辞めようとまでは思わなかったけれど。
特に苦しかった時に、ここ数年間の苦しかった情景や感覚が蘇ってからは、苦しいなどと思うのがバカバカしくなった。
「拙かったらクビにせいっ!」と開き直ってからは、ホンマ、自分の仕事をしたいと思うようになりました。
でも、実際は辞めていく人がとても多い現場です。
逆に言えば、新卒を見つけるのが難しい会社なんですけどね(笑)。
それくらい、中途採用過多の会社なんです。
しかし、どうなんだろうね?
家族?他の理由?
本当にそうなんだろうか?
実際は、自分に負けて去っているのが実情ではないだろうか??
色々と理由をつけているけれど、現場から逃げ出したい気持ちがどこかにあるから辞められるのであって、その「理由」とやらは、背中を後押ししてくれるものに過ぎない感じがする。
実際ねぇ。
色々理由をつけて辞めたヤツが、「戻りたい」っつって面接受けに来ているという実情があるんですよ。
他の会社に行って、やっぱ悟るところがあるんぢゃないっすか?
「どこもおんなじだわ」って(汗)。
だとすれば。
やっぱり取るよな~。
給料袋の重さを。。
ワタクシの会社って、金払いは良い方だと思う。
実際、ワタクシの給料って、手取りを見ると、ホンマに毎回びっくりするのです。
うちの会社では、現金払いで給料をくれるので、実感が大きい。
上司が感謝を込めて部下に渡す、というセレモニーの為に、金がかかるのに敢えてそうしているんだそうです。
まあ、去年が給料が無さ過ぎて、税金があまり取られていないからなんですけどね(笑)。
だとしても。
もし、ホンマに花が咲けば、小さい企業の課長・部長クラスの年収が出てくる。
今でも、他の企業や公務員からすれば、中途採用を考えれば、信じ難い話ではある。
だから、ワタクシは何とか踏ん張れているのかもしれませんね。
特に、開き直ってからは(笑)。
辞めたい人は、多分、自分で思っているよりも、人生経験でキツイ事を経験していないのではないだろうか?と思う。
というのも、例えば、同期に41歳になる人がいるが、ワタクシから見れば、ちょっとした修羅場さえ経験していないように見える。
簡単に言えば、「坊やだからさ。」と言いたくなってしまうことが殆ど。
それでいて、こういうヤツ程、しれっと、それまでの経験がどれほどのものか、と言って自慢して憚らない。
ワタクシの師匠を含め、そういう匂いというものがありまして、そういう匂いを感じると、不自然なお話だが、ワタクシは、強い畏怖心と共に、より強い共感を覚えるんですよね。
でも、こういうヤツらには、何らそんな匂いは感じない。
他の若い人たちに、むしろ同じ匂いを感じる。
よく聞けば、かなり苦労したり回り道をしたり、ということが多いのです。
ワタクシの経験などは、今から考えても大したものでもない、と思うし、当時もそう思っていたんです。ただ、苦しさは半端ではなかったけれど。
ところが、同期の若い…同じ年代や年上の人からすれば、何だか、こう言う事がままあった。
悲劇のヒーローぶりやがって!家だって今もあるんだろ?!余裕があった証拠じゃねぇか!ってね~。
後半は、ある意味当たっている、だからこそ、ワタクシは悲劇のヒーローなとということを毛ほども考えたことが無い。
打つ手は残っているし、後は祈るだけというところまで持っていけたんですよね。
そう!うちの仕事からすれば、無知、またはそれプラス何も無いが故にどん底に落ちて行く人々を沢山見ているんですよ。
ワタクシの場合、戦う手立ても知識もあった。ほんの少しだが、母親に軍資金があり、姉たちも健在だったし、まだ少しは戦える状況があることをよく知っていたんです。
だから、悲劇のヒーローなんていう自己憐憫に浸って、ただ負けを待つことなど考えもしなかった訳です。
彼は上辺だけとって判断して、そういうことを思うらしいが、かなり上の上司から面接をして下さった人、その他の人たちからすると唖然としてしまう経験に映るみたいです。
そして、そういう人たちほど共感してくれたりする。
よ~言われるもん。
こいつ、苦労してまんねんって。
でも、ワタクシは、苦労していると言われるのが大嫌い。
大したことないやん、って気持ちが大きいからですね。
ただ~し!!
あの相手に対しては、「ざま~みろ!!」という勝ち誇った気持ちは、確かにあるが(笑)。
だから、「うけけ♪勝った勝った!」と自慢はするんです(大笑)。
彼は今、逃げ場が無い辛さを初めて感じているようです。
それこそ、悲劇のヒーローのようなコメントを連発しています(笑;;)
何時辞めるか?!と、周りは思っているようで、ワタクシにもそういう予想を立てさせようとしている。
で、ワタクシの辞める時期をも考えているのか?予想しているのか?と聞くと…
「キミの場合、クビにせん限り辞めへんやろ」
という解答がありました。
なるほど、そーゆーふーに見えるんかい(汗)。
辞めて逃げ出せる人達は、ある意味羨ましい。
でも、ワタクシの人生は、逃げ出せる場所も無いしなあ。
来年も大変だとは思うけれど、この仕事は将来を開く!
皆さん、良いお年を。
by uneyama_shachyuu | 2005-12-31 20:44 | 我が逃走(笑)