真実は強い??

昨日、華麗なる一族というドラマがスタートしていましたね。

皆さん、もうご覧になりましたか?

何でも、関西では視聴率30%越えだったそうです。

TBS 日曜劇場「華麗なる一族」

関東が27.7%程度だった事から比較して、関西がもっと良かったのは、キムタク効果だけではないことを示していると思いますね。

単純に、あの有名な神戸銀行系財閥と山陽特殊製鋼という関西では余りにも有名な企業をモデルとしているからではなかったか?

少なくとも、神戸が舞台という事が影響しているのは間違い無いでしょう。

山陽特殊製鋼ホームページ

ところで。
本当は、「これがモデルだ!」と書いた事は、ちょっと問題なのだが。

というのも。
最高裁の判例で、これが真実と誤解されるような詳細な記述は、プライバシー侵害に当たる場合があるからです。


この原作は、山崎豊子さんが書いたもの。
この人は、何と言っても白い巨塔大地の子が一番有名では無いでしょうか?

さてさて。
「大地の子」はともかく、「白い巨塔」に関して言えば、執筆当時、そして田宮二郎版の映画、テレビによって医学界を敵に回した事でも有名だったらしい。

そりゃそうだ。
国立浪速大学なんて聞いたら、モデルも何もあったものではないからね(笑)。

※テレビ版では、ワタクシ、その彼の演技を忘れもしない。何と言っても田宮二郎のファンであった為、田宮二郎の死(自殺)のニュースの後に見た、「彼が演じる『財前五郎の死』」には、大変なショックを受けた。当時、田宮氏が司会を務めていた「タイムショック」というクイズ番組があったが、その司会も代わってしまい、随分寂しかったものだ。その二、三年後、夕方手前に再放送されていた時は、何を置いても全部見ていた。丁度、ガンダム一回目の放送間近の頃。随分、おマセな子供だったろう(笑)。


確かに、こんなに取材して、その恥部なり暗部なりを暴き出した上で、一番人間の醜悪な部分、弱い部分を描いていれば、そりゃおもろいに決まっていると思います。

それはやはり、事実が持っている迫力でしょう。

この作品の場合、日本でも最近まで映像化が繰り返されていましたが、今度は韓国でもドラマ化されて放送されているのです。

…この現象は、この作品の良さから選ばれたというよりも、ソフト不足と視聴率から「日本でヒットしたものをそのまま取ってきている」というのが本当のところではないか?と思いますが…(汗)


※この「国立浪速大学」だが、我が友人達が大学院に通っている時に色々と聞いた話では、そりゃもう色々あるという事だった。「色々」と。ここでは書けないお話もかなり聞かせて貰えた(汗)。ちなみに、我が友人の一人は、当時、放射性物質を扱っていた関係から、国の被爆量基準を測る為に、ガイガー・カウンター(放射線検知装置)を持ち歩いていた。で、とある事で治療を受けにその「国立浪速大学病院」に行って長時間待っていたところ、誤って電源スイッチを切り忘れていたガイガー・カウンターが激しく反応しだした!という。傍を点滴を付けて歩いていた男性に反応したらしい。その被爆量は、広島型原爆の被爆に匹敵するかと思われる量というから、壮絶な話だ。早い話が、ゲージを振り切るか?!というほどの反応だったそうだ。その話を聞いていたワタクシの仲間達(全員理系。)は、即座に「ああ…末期癌患者やな…」と言い出した。確かにそうだったのだ。彼曰く、彼らの通常の基準からして死んでもおかしくない、という数値だったそうだ。それ程の放射線を浴びて、確かに癌は一時的には抑えられるかもしれないが、健康な部分も死んでしまう。放射線というもの、癌という病気、いずれにしても恐ろしい…またある友人は、とある病気(…単純に栄養不足が原因。大食漢なのに飲まず食わずの時期があっただけで、全然思いもよらぬ病気になった。コイツは、後々まで『最も短期の兵糧攻めに弱い男』とネタにされている。ネタになるような話が多すぎるヤツ(笑))で、病原菌のいない隔離病棟に入院した。当時は現役の「浪速大学・工学部生」であり、我が道場のおとうと弟子でもある彼だった。ところが!「『浪速大学』の食堂は許せる!不味いが量『だけ』はあったが、ここ(『浪速大学病院』)は許せん!不味い上に『少ない』!」と言って病院の食事に「味」ではなく主に「量」で不満を漏らし(…滅多にいないと思う(汗))、見舞いの品も数日もたず食い尽くし、空腹に耐え兼ねて看護婦さんに拝み倒してお金を渡し、ありとあらゆるオニギリ(確か十数個)を買占めさせに行かせたり(医師を含む担当者達は『空前絶後』と言って呆れ果てていた)、あまりにも退屈して、こともあろうに病室内で激しい動きで一人練習をしたり(コヤツ、同年代では最強だった)した、ホンマもんのツワモノ(単に『アホ』とも言う(笑))だった。しかし、彼は、後に気が付いた。こういう隔離病棟は、別に病原菌によって隔離されているばかりではないという事を。そうである。彼の居た病棟の建っていた位置は、散歩道を隔てると「精神病棟」という場所だったのだ(汗)。彼は、一階に居たと言うが、病棟を隔てる割と広い患者さんたちの散歩道から、いつも当然のように「見られていた」のだ。しかし、迂闊にも、真向いの病棟の事を退院後に知った。彼は、後に語る。「オレの練習を道からジロジロ見ていた人らって…『あ、さすが、おかしい人!』と思ったやろなあ(ケタケタ(汗))」と。知らぬが仏、知ってキリスト、後の祭りである(大笑)。心配ない。やはり、キミもワタクシたちと同門だということだ(笑)←どういう意味だ?!。このように(??)、大学病院というところは、研究に値する病気を集めたところ(※彼の異常な食欲を除く)という事は否めないだろう。だからこそ、大学病院での診察には紹介が必要で、そこの学生を除いて、ただの風邪では診てくれない。それは、大学病院の拠って立つ使命であり、非難には当たらない…と思う(汗)。


さてさて。
今回の華麗なる一族ですが、やはりベースは史実に基づいて描かれている。

先に書いた二つの企業は、確かに当時、作品に描かれているような事が実際あり、そして、当時の事は、今でも相当印象深い事件として、我々の地方では感じられているそうです。


まず、一つ目。
神戸銀行のお話。

昔、岡崎家というのが、この神戸銀行を中心とした岡崎財閥を形成していたんですね。

今は、その岡崎家も、神戸市立須磨離宮公園の分園に岡崎邸跡を見る事ができるくらいで、あの財閥の面影は今は表には現れていないと感じます。

※数年前には、やはり旧神戸系の同和火災(当時)の会長に岡崎家の人が座っていましたが、ニッセイ同和損害保険に合併後の今は、岡崎家の名前はありません。尚、第一回目に、原作を知らない人は、ビックリするわ呆れるわの「正妻・愛妾同居」という設定は、この小説が出る前、岡崎氏の地元では知らぬ者は居ないという話で、山崎氏がどれだけ「モデルは居ない!」と言っても、余りにも共通点が多過ぎ、「モデルが誰か?!」なんてあからさまではないかと思いますねぇ。

また、山陽特殊製鋼は、何と言っても会社更生法適用第一号というので有名で、つまり、事実上倒産という言葉が初めて当てはまった会社。↑上にも挙げていますが、更正後は現在まで存続しています。

そして、この会社は、過大な投資が原因で、しかも粉飾決算をしていたことが後に判明するという、実にショッキングな結末を迎えたという事だけは、指摘しておきましょう。

…何だか、キムタクの未来を暗示している事件ですねぇ(おいおい(汗))。



こんな風に、事実を元に描くフィクションというのは、確かに迫力に満ちていると思いますが、一方で、そういう「面白い事実」に則して小説を書くというのも、何だか小説家としてオリジナル性を持った小説を独力で描ける力が無い裏返しともとれないですか??

ちょっとやそっとヒントにした、という程度では決して無い、と、ワタクシは感じる程なんですけどねぇ…

むしろ、事実の焼き直し又は単なる暴露小説に限りなく近付くという危険もあるような気がします。




ところで。
先日、実写ドラマの放送が終わり、アニメ化されているのだめカンタービレの主人公、のだめ(野田恵)は実在していたというのは、ファンでは有名らしいですねぇ。

のだめカンタービレ:主人公“野田恵”は実在する? (まんたんウェブ)

のだめカンタービレ どん底からの“大逆転” (まんたんウェブ)

フジテレビ のだめカンタービレ

「のだめ カンタービレ」公式サイト


…つまり、ありえねぇぇぇぇ~~~っ!と男なら叫びたくなるような部屋で平気な女がこの世には存在する?!という訳ですか(汗)。


やはり。
真実は強いなあ(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2007-01-15 21:39 | 小人閑居