入院顛末記その1。

さてさて、皆様。

長らくお待たせ致しました。

皆様へのご報告に、発病からずっとメモをつけてあったものを整理した、入院顛末記を完成致しました。

ここのブログ、文字制限無しなどと嘘つきです。

「多すぎる」と文句を言われました。

だから、本日は、二部構成に致します。



①発病

事の発端は、去年12月のノロウイルスによる胃腸炎発症でした。

これは、11月30日に発症したのですが、翌12月1日には、左足の大臀部(つまりお尻)に伸ばすと少し痛みが出る程度の違和感が出ていたのです。

実は、これが曲者。

さて。
ワタクシは、この「違和感」は、一ヶ月以上、のらりくらりと同じ状態が続いておりました。

ところが、17日になり、かなりの違和感と痛みを伴うようになりました。


②病院へ


そこで、18日に診察を受けたのです。
レントゲンも、一応撮りました。
その結果は、坐骨神経痛ないしヘルニアという説明だったように思います。

※これは、痛みの中で聞いたので、正確ではないかもしれませんね。後で述べますが、二つは名前の違いだけです。

で、MRIの予約を23日に取り、消炎剤や胃薬、筋肉を柔らかくする薬などを頂いて帰りました。

だが、しかし!
しかししかし!!

その夜、大臀部の激痛がワタクシを襲いました。

翌朝などは、激痛の最中、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、何とか起き上がりました。

で、またまた病院へ。

余りの痛さもありましたが、何しろ立って歩けないので、殆ど這うようにして病院の受付まで行き、

「立っても座っても寝ても居られませ~ん(大涙)。」

…と訴えたら、処置室に連れて行かれて、そのまま処置台に正座した上に右足に重心を載せ、うつ伏せにした状態になり、事無きを得ました。

え?変な格好?

だって、これが痛みの無い『唯一の』楽な姿勢だったんですから(涙)。

18日の時の医師とは違う19日の医師(※後で知ったが、整形外科の医長先生)も、同じ様に仙骨付近のヘルニアという診断でした。

もはや、原因などどうでも良い痛さでした。

さて。
入院するか、より強力な痛み止め(座薬)を貰って帰るか、注射するか…

この選択になりました。

ワタクシとしては、かかる痛みの抑え方、我慢の仕方、対処方法などは全く無く、既に「入院!」という気持ちでしたが、医師の話では、注射で落ち着くだろう、とのことで、これを打ってから様子を見たら?という話にまとまりました。

そこで。
注射を打つ事に。



ここで、余談ながら、今回ワタクシが患った椎間板ヘルニアというものについて、お話を致しましょう。

え~、そもそも、何でこんな痛みが出たんでしょうか?

…。
難しい(笑)。

つまり、ですね。
人間の背骨というのは、一本で一個のパーツで出来ているのではなく、複数の骨が積み重なって出来ています。

このパーツとなっている骨と骨の間には、椎間板と呼ばれる軟骨がクッションの働きをするためにあります。

椎間板ヘルニアとは、その軟骨の髄核が「飛び出し」(※ドイツ語で『ヘルニア』)、繊維質を押し出して、背骨の中心に守られている神経を圧迫し、炎症を起こさせ、痛みをもたらす病気の事をいいます。

痛む場所は、当然、ヘルニアの場所とそれによって圧迫される神経根によって違います。

ちなみに、ワタクシの症状は、主に左大臀部の激痛と左足の痛み・痙攣、最後には左足首以下の痺れでした。

さて、ここからが本当に難しい。
病院で教えて貰えたし、一応報告までに、読み飛ばされるのを覚悟の上で説明してみましょう(笑)。

では、ワタクシのような痛みを発生させたヘルニアは、どこに発生していたのか?



実は、18日のレントゲンでは、どこにもはっきりと映らなかったのです。

進行したヘルニアであれば、↓こんな風に簡単に映ります。

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写真は、押圧法による脳性麻痺児の指圧講座より。

しかし。
ワタクシの場合、映っていなかった。
ただ、背骨が健康な状態であるということがはっきりしただけでした(笑)。

でも、18日の医師は、ヘルニアによる典型的な坐骨神経または下殿神経圧迫という目処が付いていたので、23日にMRI検査によってはっきりするという確信があったようです。

しかし、翌日急展開した為、ワタクシはまたまた病院へ行かざるを得なくなってしまったのでした。

ワタクシのヘルニアの場合、どこだったかというと…
後の話でお話を致しましょう。



さて、注射。
この注射は、仙骨硬膜外ブロック注射というものです。

これは、簡単に言えば、強力な麻酔と強力な痛み止めと強力な消炎剤のようなものです。

特に、今回のものにはステロイドも入っており、消炎効果も高いものらしい。



勘違いしていたんですけど、ヘルニアの治療って、ワタクシはヘルニアそのものの切除の事だと思っていたのですが、違うんですね。

保存治療と言って、痛めつけられた神経そのものを修復することに全力を挙げるものがメインなんですね。

また、ヘルニアそのものは、重度のものはレーザーなどで切除しますが、現在のデータでは、数年すれば消えてしまう場合が大変多い事が分かっています。

※切除してもしなくても、数年すると両方ともヘルニアは同じ状態(簡単に言えば無くなっている状態)になってしまうという統計結果があるそうです。人によっては2年後調べたら、ヘルニアなど跡形も無くなっていた、ということも結構あるらしい。

ですから、最初は、その痛みの度合いによって内服薬、注射などの投薬によって、神経を修復する事がヘルニアの治療になるんですね。




さて。
この注射は、仙骨に開いている穴(仙骨裂孔)を利用して、神経の外にある膜に注射するものです。

大変痛い…らしい(汗)。

え?「仙骨に穴」??
ええ、皆さんの仙骨にも開いていますよ~。

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MTDフィッシング倶楽部より。

この注射ですが、仙骨に打たれるので、うつ伏せにならないといけない。
しかし、痛くて痛くてそれどころではない!
何とか無理矢理うつ伏せになり、注射(感覚の記憶では、数本にも及んでいた。多分、最初のものは麻酔ではなかったか?)を開始しました。

痛い痛いと聞いていたが…

うつ伏せになることにより、ヘルニアの激痛が激化し、注射の痛みなのかヘルニアの痛みなのか不分明な状態に陥り、とにかくただ痛いだけで、あっという間に終わってしまった(涙)。

後は、左側を下にして横になり、15分おきに血圧を測りました。

…ただね。
この注射の特徴として、血圧が下がるものなんですが、ワタクシの場合、そろそろ上がってくるという時刻になって相当下がりっ放しの状態に陥ってしまった。

19日当日は、この注射を仙骨に打ち込んで終わり、家に帰る予定でした。

が!
処置台から降りられない程の激痛が!!

血圧の話でお分かりのように、この注射(※実は、この類の注射は経験があった)の効きが遅いというか、効き辛い体質なんですよね、ワタクシ(大汗)。

すぐに、ワタクシの方から入院を申し入れました。

何のことは無い。注射もして結局入院する事になってしまった(笑)。

そのまま、入院の為の検査を行うことになりました。



③入院

1月19日(金)・昼

ここからは、入院の事なんですが。
何しろワタクシ、怪我は多かったものの、今回の程度でも入院をした事が無かったのです(肩の三角筋付近を文字通り『断裂』したときですら入院しなかった)。

ですから、入院は…これが初めての経験なのでした(笑)。

まず、血液採取。
びっくりしたなあ~も~!

血をあんなに採るなんて(汗)。

これが、数えていただけで8本以上!

何故だ?!

いつものワタクシなら、ついつい「スリムなワタクシが、干上がってしまって…これ以上『細く』なったら困ってしまいます~!」などと軽口を叩くのだが、そんな余裕は今回一切ありませんでした(笑)。

次に、待望のMRI検査!
急遽、空いた時間を利用して検査することになったのです。

入院も初めてなら、MRIも初めて!

もう既に歩けないので、これまた生まれて初めて車椅子で移動です。

しかし、ものの数分で、左の尻が激痛でどうしようもなくなり、車椅子の上で身悶えしておりました。

で、MRIに激痛に耐えつつ寝かされて、始まった検査に驚いた。
MRIって、あそこまで喧しいとは!!(汗)

15分間の撮影中、ずっとビービービービーガーガーガーガーと断続的に警告音のような大きな電子音が鳴り響き続けるんですね。

最初、びっくりしました。

…しかし。
そんな中でも昼寝してしまうワタクシ(大笑)。

その後、胸部レントゲンへ。
激痛の中、10秒程度立ち上がり、何とか撮影。

…泣きそうだったぜい(涙)。

そのまま病室に案内され、あらゆる説明を聞かせて頂き、こんな状態から家へ一時帰宅!!(大涙)

理由は簡単。入院準備の為です。

その頃には、一応注射の効果が出ていて、何とか這う程度には歩けるようになっていました。

でも、やはり座っていられない激痛はあり、タクシーで帰る最中、ずっと後部座席にうつ伏せになって唸っておりました(涙)。

家に帰り着くと、うちのおババ(母親)と手分けして入院の荷物を。
勉強道具も入れたら、ホンマ、でかくなってしまいましたわ(笑)。

一応、5日分を目処に、大量の小説と共に再度病院へ。
入院手続のリミット、PM5:00ぎりぎりに入院手続終了~♪(ふ~)

とにかく、この19日の夜から、ワタクシの入院生活が始まりました。


1月19日(金)・夜


落ち着いたところで、丁度夕食(PM6:00)。

終わった頃に、医師たちの回診がありました。

18日に診察して下さった先生から説明がありました。

やはり、ワタクシの仙骨の一部に椎間板ヘルニアが発見されたとの事でした。

場所は、はっきりと説明を受けられなかった…というより理解できなかったのですが、仙骨は、図の通りS1~S5までの仙椎が連なって仙骨となっているのですが、どうもそのどれかに起きているヘルニアによって、S1~S5までの神経根に圧迫ないし炎症が起きているということでした。

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押圧法による脳性麻痺児の指圧講座より。

MRIで分かったヘルニアは、実は、大した大きさではなかったのです。

そうですね、ビミョーにちょこっとだけ、それもある一部分だけ、はみ出ているという感じだったのです。

ところが!
「はみ出ている」部分が、神経根にジャストミート!していることがはっきりと見えました(涙)。

はみ出方としては、あまりにも小さいものだったのに…その当たっている部分が、もろに神経根「だけ」直撃しているのですから、堪りません(大涙)。

このS1~S5あたりとそれよりも上辺りの神経は、坐骨神経と呼ばれる部分が入っており、このような神経の痛みを坐骨神経痛と呼ぶ事があります。

また、注射の効果は、その日だけの人、一週間続く人、一生続く人と様々だそうです。

さて、ワタクシはどうなのか…
こればかりは、時間が経たないと分かりません。

ワタクシの場合、効き目が弱かったということもあり、経過を見て22日の月曜日の状態を見て、もう一段階上の神経根ブロック注射を打つかどうかを決める、と言う事でした。

この注射は、今回打った注射よりももっと凄い!

何故なら、痛めている神経根に直接ブロック注射を打ち込むという荒業で、何しろ神経に直接打ち込むのですから、目や触診では判り得ない神経を探し出す為に、、レントゲンモニターで見ながら注射針を神経根に打ち込むので、電撃のような強烈な痛みが走るという点について、強調するかのように繰り返し繰り返し説明していました(恐怖!)

※但し、これはかなり重度の症状のみで、大抵は仙骨硬膜外ブロック注射を二、三度打つのが普通らしい。神経根ブロックは、保存治療としてはかなり「最後の手」に近付くものというニュアンスだった。というのも、これでダメなら切除手術も行うとの事だったから。



さて。
入院に際して説明を受けたのですが、ワタクシにとって重要な点の一つは、入浴だったのです。しかし、基本的には、介護が必要な人は、月・木、そうでない人は月・水・金という事でした。

ですが、その時間は夕方までということで、既に時間が終わっていた為、ワタクシは月曜まで入れないという事になってしまいました(涙)。

まあ、トイレにはウォシュレットが付いているのは良かったけれど。

油質のワタクシは、一体どうすれば良いのだ(涙)。


また、テレビですが。
まず16.6時間分のカード(1,000円)が必要。
しかし、そんな事よりも、ワタクシのベッドの設備の故障で、天井から吊られているテレビから直接イヤホンを付ける必要があるとの事。

という事は。
3mほどの長さも必要という事。

うちのおババには分からないので、面倒だから入院中テレビは無し!

やれやれ。
世界情勢が分からんではないか!(汗)


PM8:00。
就寝前に検温がありました。

しかし。
37.1度(汗)。

確かに、風邪を引いてはいたのですが、それにしても、ユッタリしているのに脈拍は毎分120を数えており、どうもその天でも体調は良くないようです。

第一、ここは室温が高すぎる。何しろ、23~4度の間に常に設定されているんですわ。

その上、大変乾燥しているせいでしょう。

咳が止まらない(汗)。

この事が、後々まで色々と影響するのです。


夜中PM11:00。
今度は、胃が脹れ上がるという現象が起きました。

しかし、一時間ほど過ぎると、胃の方は治まりました。



1月20日(土)

:結局、咳も止まらず、ヘルニアの痛みも夜中続いて3時間ほどしか眠れませんでした(涙)。

それも、熟睡とは程遠く…

鼻の奥や喉も、乾燥のせいか、ヒリヒリと痛い。

また、朝5時頃、またまた胃が脹れ上がり、今度は治まりそうもありません。

ギリギリまで我慢していましたが、朝も近付いているので、看護士さんを呼びました。

湯たんぽを持ってきてくれて、お腹に当てていると、お腹が良く動き、ガスも出て楽になりました(笑)←しかしこの事を何度も訊かれる。


入院に際し、ノロウイルスのCT検査で判明した脂肪肝の事を話していたからでしょう。

ワタクシの食事は、他の入院患者さんの半分よりは少し多いくらいに留められていました。

しかも、三度の食事で、本当にギリギリのバランスにとどめてあるのを体験し、ワタクシの参考になりました。

正に、怪我の功名でした(笑)。


さて。
痛みの方ですが、何と八割以上回復致しました。

しかし、大臀部は伸びず、痛みも残っています。

また、症状として、依然として足首までの痙攣、足首から下の痺れ・感覚の鈍化が現れました。

でも、19日とは違い、もう生活は何とかできる状態に落ち着きました。

入院は、一体どうなるんでしょう?

一応5日分は用意してあるんですけど。


そうこうしていると、19日に診察を受けた医師が回診にいらっしゃいました。

今までと、ほぼ同じ説明です。

ヘルニアの大きさは、実際大した事は無いので、切除の必要無し。ただ、このままなので、再発の恐れは残る。

そこで、①体重を減らす、②腰への負担を軽減する、③「適度な運動」を心掛ける事が大切という説明でした。


しかし、この③「適度」が問題ですねぇ。

一応、腹筋などをする等の説明でしたが、問題は、ウエイトその他のトレーニングでしょう。腰に負担の無いトレーニング・メニューなど数えるほどしかないのです。

思ったより送球に設備投資が必要でしょう。
痩せるためには筋肉が必要ですし、かといって食べられない動けないでは、かえって目的達成が遅くなる。

今のままでは、大胸筋ヤハムストリングス(太ももの裏側の筋肉群)などは、腰に負担をかけずには無理。背筋も、背筋だけに刺激を与えられる専用ベンチが必要です。層は言っても腰への負担は避けられませんが。

必要な機材と品質、価格の折り合いは何とかつけて、夏までには設備を完成させようと思いました。



食事は、相変わらず少ない。

これは、動かずに本でも読んでいるしかありません。

続く。
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by uneyama_shachyuu | 2007-01-26 23:35 | 小人閑居