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割りに合わない、と思うのだが。

こんな記事が…
こんな記事

さてさて。
先日の採点表に当てはめてみると、割と当たっていると思います(自画自賛~♪)。

というより、この手のタイプを目の前で見たことが何度もあるので、驚きはしないけれど、呆れはする。

そういえば。
別の人が、同じような人物の精神性を一言で表していたな。

曰く。

『先生』病。

その人は、こう言っていた。

「『士』だの『師』だのが付いて、『先生』なんて呼ばれる仕事は、腐るヤツが多いね!」

…その人の知り合いも、腐っているらしい(汗)。
しかし、言い当てているとも思える。


さてさて。
羽賀研二事件は、色々と考えさせられる。

仕事というのは、自分の良いところを伸ばしていくと、成功も近付きやすいかもしれない。

かもしれないが…伸ばす方向が違うだろ?


実は。
この羽賀氏は、ワタクシがいたA社に来た事があったらしい。
研修中に聞いていたので、現場に出た時、商社さんやデザイナーさん、現場のおばちゃんたちに、それとなく色々な人に訊いてみた。

すると。
異口同音に、同じ反応があった。

曰く。
「よ~やるわ。売れるはずやで~。」

…彼が、売るのが上手い、というより、金を出しそうなおばちゃんの心を掴むのが上手かったという感じだったらしい。

ワタクシも、どうやったらそんなことができるのか知りたかったので、具体的に訊いてみた。

すると、よくは覚えていないが、こんな感じ。

曰く、金持ちのおばちゃんにベタベタと触りまくり、本当に親しげに、それでいてある程度の礼儀をもって話して接し、親近感と好感度を一気に取ってしまう手腕は、本当にすごいものだったそうだ。

まあ、ホストの手練手管だわな。

※A社は、ホストクラブの手法に近かったから、そんな中で目立つのは、相当の事であったろう。


しかし、だ。
勿論、羽賀氏ほどの二枚目ではないものの、ワタクシは、あの手の嘘つきを沢山見てきた。

身近にもいたし、そうでない人があの手の人物に成り下がった例も見ている。

そういう人物に、危険な目に遭わされそうになったこともある。

だから、あの手の人物がどのような者か?は、一目見て、一言二言話せば、本当にピンと来る。



彼が、宝石の世界で「成功」し(自称)、借金を返したという下りを聞く度、どうしてもひっかかるものがあった。

何故なら、独特のあの「腐臭」が漂ったままだったからだ。

…思ったとおりウソだったか。


この「腐臭」だが。
これが、人間を思いっきり惑わせるだけの力がある。

それも、どっぷりと嵌る人間関係だったら、特にそうだ。

で、いつのまにか、何とな~~~~~く、そいつの為に何かしてやっている状態になっている。

嫌なヤツラだ。


ところで。
こういう人物の営業方法というのは、大体決まっている。

①とことん信用させるために、『実はとっても真面目で良い人』という印象を持たせるための下工作を丹念に行う。

②①ができた時に、幾つかの我侭を言って、それを通させる。

③②を幾つかやっていると、『いつもお世話になっているから、アナタには特別に』などと言って話を持ってくる、または、『実は、とても困っているんです』と言って泣き落としにかかる。

④利益を得ると、後は放ったらかし。問い詰めると、最初は上手いこと様々な言い訳を平気でする。それが尽きてくると、言い訳と共に泣き落としか、逆に『アナタものっぴきならない共犯だ』などと脅したり凄む。

…やれやれ。
大体こんなパターンが多い。

こういう人物は、ある特質で、間違いなく分かるようになる。
それは。

それまで決してやらなかったことを簡単に「します!」と軽く何度も約束してみせること。

正に、口からデマカセの典型なのだが、この手の人物は、平気で、間髪をいれず、具体的な方策を示さず、または誰が聞いていても「獲らぬたぬきの何とやら」を平気で示して約束をしてみせ、それで大丈夫だと思い上がった態度で出てくる。

羽賀などは、バカみたいにこの典型にあたる。


詐欺師の場合、元手がちゃんとかかっているけれど、しっかり『実』をつけさせて回収することを知っている。

しかし、額こそデカイかも知れないが、利益率を考えると、実は、あんまり『おいしい』商売ではないことが分かる。

いつも思うのです。
詐欺師たちが本気で真っ当な商売をすれば、たちまち成功するのに。

いえ、それくらい凄い力を使っているケースが多い。

まあ、口から生まれた「くちたろうくん」も、本当に多いからたまらんのですが。


実際にこういう人物にあたるようになるのは、一発屋がおおいんですけどね。どの業界がどうというのではなく、どの業界でも。



さて。
うちの仕事でも、こういう人物とは正反対の、やる気のある人たちに出会えないかなあ。

日本では、別に大きな企業ではないけれど、それなりの規模で、かなりの高品質な仕事をしている人たちも、沢山いるんですよ。

そういう人たちと仕事をすると、こういう人たちとまた新たに出会いたいものだ、と思います。

by uneyama_shachyuu | 2007-07-07 11:18 | 司法書士編。