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忙しくて;;

ご無沙汰をしております。
皆様、お元気でいらっしゃるでしょうか?

さて。
ワタクシめの方はといいますと、とっっっっても多忙でした。

…この前は、結局、ご依頼された過払い金を殆ど取り返し、ウン百万円以上返してもらうことができた例もありました。

「数百万の借金が消費者金融にある。退職金で全額支払って和解して欲しい」というご依頼でしたが、蓋を開けてみると、殆どが過払い金!!!

結局借金は、数百万どころか数千円だけだったという極端な事例でした。

しかし、この方は、最初は説明しても全然分かって頂けず、「あのう…私、まだ『○×万』も借金があるんですか?」とか(それは『過払い』ですっ!!『借金』やありまへんっ!!戻ってくるんですっ!!と説明)、「あのう…今月も27日が来るんですけど、支払わなくてもいいんでしょうか?」とか(払たらあきまへんでっ!!払たらその分をワタクシが取り返さんといかんようになるんでっせっ!!と説明)…まあ往生しました(笑)。結局、20年近くも支払っとったら、支払うのがもう癖になっているんですねぇ…

これは疲れたけれど、依頼主が大変人柄の良い方で、この方に喜んで頂けるのは、かなり嬉しかったですね。全て終了して相手方の支払いを待つばかりです。

今では、「もう絶対払たらあきまへんで~(笑)」というと、爆笑なさいますから(笑)。



今のところ、稼動しているサイトからは、債務整理の話しか来ませんが、不思議と言えば不思議、波長(波動)の法則からすれば当然というべきなのでしょうか。

忙しく仕事が入ってくると、全然ちがうところから、「ここならややこしいのでも解決してくれる」とのご期待をお持ちになって、債務整理とは違う分野の仕事を依頼されるんですわ。

忙しくなってきた事務所ほど、何故か仕事が来るというべきなのかな?

ありがたいことです。
そうなって欲しいと考えながら、色々やってきましたが、それが当たり始めたということですね。


…とすると。
これから出すサイト(※原稿段階でデザイナーさんから「これ、絶対真似されてしまいますよ」と言われた。こんなに人から褒めてもらったのは初めて(涙))が、今のような対策を打ちつつ市場に流して、今のような反響が出てきたら…

間違いなく事務所一同死にます(汗)。

だから、自分用と事務所用のサイト作りも、遅々として進まない現状があるのでストレスとなり…


とまあ、色々あって大変です。



さてさて。
最近、債務整理の世界を見ていると、色々と潮流みたいなものがあります。

第一番目。
消費者金融最大手4社の中で、既に脱落しそうな会社が出てきたこと。

これは、つまるところ、黒字を計上している大手4社でも、勝ち負けがはっきりしてきたことを意味しており、大手以外の会社は、死に体に向っているように思えるところが、極めて多いのです。

大体、「過払い金170万円を何とか10回払いで」と言って、過払い金の和解書に、「2回サボったら年5%の金利つけて一括払いやで!!」という懈怠約款をつけるなんて、ついぞ考えたこともありませんでした。

はっきり言います。

「過払い金が返ってきます♪」なんて高~い料金使って広告宣伝しているのを見かけたら、それは半分「…ウソ」と思って依頼しないといけませんねぇ。

※ただし、大手3社については別。ある程度の金額までだったら、極めて素早く和解し、一ヶ月以内に支払ってくる。



第二番目。
結局「自己破産」になってしまう依頼が多くなったこと。

色々と勉強してからご相談に来られる方々も多いのですが、以前は「民事再生を♪うまいことやってね♪」などというお気楽なことを言ってきて、調べてみると、返済は勿論、依頼料の支払いなんか全然できひんやん!などというお気楽様も結構おられて、実際困惑することも多くあります。ご自分の現状を知っていただくために、家計収支表を作ってもらうと、暗~くて青~いお顔になられ、自己破産をお認めになるケースも多くあります。

…こういう方ほど、借金漬けで金銭感覚が麻痺しているので、ご自分の収入をかなり自己評価が誇大になっている状態で、冷静になるのに時間がかかります。

逆に、最初から自己破産を視野に依頼されるケースも、少なくありません。

ここで問題なのは、持ち家(一戸建て・マンション)のある自己破産の場合です。

この場合、普通なら裁判所で管財人が選任される管財事件になりそうなものですが、昨今の不動産価格の下落は凄いものなので、大阪地裁の場合には、ある一定の基準に照らして、例え競売で売れたとしても、ローンの債権者以外に分配できそうにない状態と判断されたら、管財事件にせず、破産手続開始決定とともに手続を終了する同時廃止にする扱いになっています。

…今まで、この基準を外れた不動産を見たことがなく、同時廃止になってしまっています。

どこまで不動産は下落するんだろ??

今、小規模管財(少額管財)になるかならないかの瀬戸際の破産も受けているので、これまた大変です。



来週は夏休みに入ります。

どこにも行く当て予定もありませんが(汗)。

by uneyama_shachyuu | 2008-08-09 12:40 | 司法書士編。