ロシア人と日本の司法

またまた開いてしましました。
でも、元気…でもなかったな(涙)。

8月の忙しさのせいと、心労のせいで、過労状態になってしまい、この二週間は、体調が優れず、いつも疲労感に悩まされていました。

今は、何とか戻ってきていますが、その間に放ったらかしにしていた仕事が山積みで、三つ目のサイトも最後の踏ん張りが効かず、デザイナーさんから催促される始末(涙)。

この三連休に何とかならないかなあ…しなければならんのですが(笑)。



シルビアには、注文していたパーツがお店に届いており、またワタクシ自身も買っているパーツがあるので、日曜日のお昼に全部取り付けてもらうことになっています。

今までつけている剛性アップパーツは、最高の効果が出いるので、今回、後ろの部分に取り付けて、またまたどんな効果が出て、どんな感触になるのか、めっっっっっっちゃ楽しみです。

ああ、働いていて良かった(大涙)。



今、大学のインターンで学生さんたち二人を預かっております。

司法書士志望の人には、何故だかしっかり登記の仕事があり、弁護士志望の人には、しっかり訴状作成をお願いしております。

ただ。
去年に当事務所にお出での大学生の人たちには、ワタクシたちの時代にはちょっと考えられないような法律の勉強の仕方をしているように感じます。

というのは、立法趣旨とか制度趣旨とか、定義づけ条文上にある法的効果原理原則に従った場合から結論まで理論構成して考えることなど、法的思考の基本的な方法を全くしないんですね。

例えば。
ある依頼人から、相続登記で提出する遺産分割協議書の押印と印鑑証明について、「本人のでなくていいんでしょ?うちのダンナのをつけます」などと、あまりにもアサハカなことを平気で言ってきたりした時に、ワタクシたちは「とおぉぉぉんでもない!何考えとんじゃ~!」となってしまいます。

そこで。
司法書士志望の人に、「何で本人の実印と印鑑証明が必要なのかな~?」と訊いたところ…

きょとんとして、「そんなものの意味は聞いた事が無い」ので全く答えられない

…やはりなあ。

今度は。
まあ答えられないだろうと思いつつ、「破産ってどんな手続き?」と訊いたところ…

弁護士志望の人は、「お金を借りて返せなくなった人が、『借金の免責』を受ける手続き」とお答えに。

…やれやれ(汗)。
いきなり最初と最後だけかよ(笑)。

その他、定義づけや条文の法的効果、原則に従った場合の結論と、その不合理からどのように理論構成して修正するのか、などなどを聞いても、結論だけ知っていて、間が歯抜け状態なんですねぇ。



いやいや、確かに、いわゆる論点主義に陥りやすい法律学では、このようになってしまいがちなのは当然で、ワタクシもそうでした。

しかし、それは、ある程度の初学者まで許されることであって、実務家になろうと言う人は許されないと感じるようになってくるんですよね。



ただ、司法書士は、勉強の仕方がそもそも結果だけなので、このような思考そのものがありません。

例えば。
各地の司法書士会が、規則を定めております。

逆に言うと、特に本人確認関係の法律により、本人確認についての規則が、今、最も問題視されております。

しかし、こんなことを威張って得意げに言う司法書士さんが…

「もし、弁護士がらみの事件で、『何で司法書士会が、国民に義務を課す規則を「勝手に」作って縛れるんじゃ!』と言われたらどうするのだ!!」

…絶句しましたね。
何故なら、この人、「ワタシってねぇ~?『司法書士法は勿論、憲法なんて全く知らないリッパな法律家』なの~♪」と、でかい声で威張っているようなものです。

結論だけ言えば、この場合、このような弁護士(こんなことを言う弁護士も相当なおバカだが)がいたとしても、「は?『当然』じゃん♪」と言ってやればよいだけの話なんですけどね(笑)。

※規則制定権を立法が明文で認め(ただし、法務省の認可を必要とする)、他の法律による規制に従った規則をあらためて定めただけの話。もし、基本から議論するのであれば、憲法の基本的で深いところ(職業選択の自由の限界や委任立法の可否、司法権の限界)から述べることになり、既に税理士会事件などの最高裁判例でも少し触れられている。すなわち、このセンセは、自分で不勉強について自白した上自分が不勉強なのを知らないことを自分で大っぴらに言い回っているようなもの。恥ずかしくないのかな?事務所ボスのお子さんで、またまたボスだから、誰も何にも言わないんだろうなあ。




とまあ、それは置いておいて(関係ないわけではない)。

今、相撲界は、大変ですなあ。

は?
検査が「ずさん」?

今のところ、弁護士が言いたい放題ですが、基本的には、検体の真性については、物証人証が山ほど出て、「クロ」鑑定については、ロシア人たちからぐうの音が出ないほどの正確な資料と鑑定が科学者から山ほど出て、科学の素人弁護士ごときでは太刀打ちできないような訴訟になりそうな感じがするのは、ワタクシだけではないでしょう。

ただ。
「解雇が不当」?

仮に、科学的根拠が伴うことが判明したら、ここだけは、ある程度争う余地が残るのではないでしょうか?

…余地と言いましたが、ワタクシは、「解雇は有効」と判断されて、結局ロシア人たちはロシアに帰ることになるように考えます。

過去の判例から考えると、結論だけを言えば、相撲協会の懲罰権の行使として、今回の理由付けでの解雇が、一般の社会通念に照らしてかなり裁量を逸脱したものと言えるのか?というところに行き着くはずです。

弁護士は、「過去の事例から考えて、あまりに大きな処罰に過ぎる」ことを理由としていますが、「社会通念」はあくまで処罰時の日本社会の一般的な社会人の考え方を想定し、考慮したものですから、大昔の事例は、あまり役に立ちません。

今の日本社会におけるコンプライアンスへの強い要求、特に薬物犯に対する強い処罰感情、スポーツ界のアンチ・ドーピングの世界的な流れと日本国内での認識…などなどから考えて、解雇が違和感が伴うかどうかにかかっているのではないでしょうか?

結論は、何時頃出るのかが分かりませんが、多分、あまりいい顔をしながら相撲を取れる自体にはならないでしょう。



…あ。
学生さんたちにも聞いてみよう(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2008-09-13 13:20 | 司法書士編。