急速に悪化か?
最近、相談を受けていて、特に感じるのは…
やはり不景気になっていることですねぇ。
ただ、偉そうな事を言わせて貰えば…
ワタクシの友人・あきんどを見ていた所為か、今、「失敗しまして」と相談に来る経営者の中には、ワタクシの目から見て、何だか殆ど考えずに仕事をしてきたのでは?と思える場面にも当たります。
というのも、そういう方の場合、自分の理想と現実の経営とを天秤にかけた場合、理想をとって経営を甘く見ている傾向があるのを発見したからです。
理想は理想で結構なんですが、儲けも出さずに、赤字を結果的に家族や従業員に付回すというのは、如何な物なんでしょうか?
事業に一生懸命な方は、そのバランスの取り方がハッキリしています。
きちんと成功。そして皆様への貢献。
この順番は、決して誤らないんですね。
例えば、先日の事例。
ワタクシが、「こういう『戦略性』を持って事業計画を作れば…」と言うと、相談者の方は、ムッとした表情を見せ、
「それだったら、『何でも売ったらいい』ということではありませんか?私にはこのような『理想』があります!」
と仰る。
まあ、理想は理想で結構ですけれども、その為に、家族に赤字を全部付回してどうするのだ?と思えて、ワタクシにはちょっと…
また、その方に、「では、そのように『何でも売る』ということをした経験はおありですか?」とお訊きすると、きょとんとしたお顔で、
「いえ…ありません。」
というお返事。
あのね。
確かに売れる商品、売れない商品はあります。
また、売っていきたい商品も、理想どおりあるでしょう。
しかし、全部お客さんが決めることです。
売れる商品を発掘して、本当に売って御覧なさい。
どれだけ売るのが大変か。
また、こういう方々は、「必ず」こう仰います。
「いえ、『失敗』だなんてしてませんよ!…いえ、そうは思いませんが…いえ、『失敗』したと言われれば、そうなのかもしれません。しかし…」
家族を路頭に迷わせたり、従業員を苦しめたりしておいて、何を仰るんです…
「この『失敗』から何を学ぶのか?」という反省の視点が無さ過ぎる…
それでは、何をやっても思い込みのみで特攻し、失敗が続くでしょう。
潔く認めなさい。
このままだったら、あなたには、ビジネスマンとして、経営者として、そもそも資格がありません。
このようなご時世でも、ちゃんと経営をしていける人は、やっぱりいます。
ワタクシは、そういう方々とお仕事をしたいですねぇ。
やはり、周りにこそ、先生がいるものです。
来年は、このような繋がりを大事にして、より一歩前に進んで行きたいですね。
…待てよ?
もう今年も終わりに近いではないか?!
は~。
来年は、またまた一つ歳を取る…
by uneyama_shachyuu | 2008-11-24 12:00 | 司法書士編。