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震災に隠れて

震災のニュースに隠れる形で、最高裁が敷金問題に終止符を打ちましたね。

3月24日最高裁判決

判決の理由付けを拝見すると、これでは、殆どの賃貸借契約では敷引きは有効となるでしょう。

次の過払い事件と目論んでいた司法書士や一部弁護士は、肩透かしを食らった事でしょう。

ワタクシたちも同じような訴訟をどちらの立場からも抱えていましたが、実は、家主側の敷金問題の多くは、通常損耗以上ではないか?という事の方が争われている感覚ですので、この判決は、敷引き無効~!を叫ぶ借主側に大問題になる判決でしょう。

最高裁は、今回に関しては冷静だったなあと思いました。

…逆に、この問題を最高裁にまで上げた弁護士を恨んでいる人たちは多いだろうな、とも感じましたね(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2011-04-07 22:51 | 法律

弁護士が落とし穴;;(加筆)

麻木久仁子氏と大桃美代子氏の問題…

まあ、事態はきわめて下らない話ではあるんですけど、ちょっと興味がある点が。

麻木氏が弁護士を立て、あのようなおバカさんな行動に出た事が、かなり意外でした。

弘中惇一郎弁護士は、あの小沢氏の弁護士を務めているとの事でしたが、これまたよく分からない、負け必至の行政訴訟(※検察審査会の議決と強制起訴について違法であるとの理由で差止めを求め、結局最高裁判例となって合法が確定してしまった;;未来の司法試験受験生の頭を悩ます判例が一つ増えたが…まあ対した判例でもないけど(笑))で時間稼ぎをしたりする人。

あの村木厚子氏の無罪を勝ち取ったとはいえ、あれって弘中氏の能力かどうか?と言われれば、自白を迫られた他の官僚たちが反撃してくれたお陰で形勢が「勝手に」逆転してしまった、という印象も拭えないし(ただし、その状況となった時に、それを利用する手腕はさすがな点だろう)、正直、変わり者という印象が強い。

今回、麻木氏の会見で目立とうとばかりしている感じがあったけれど、何よりも「コイツ、バカか??」と思ったのは、わざわざ平成8年の最高裁判例を挙げて「違法性なし」の主張をしてしまったこと。

このような事態になった場合、①嘘をつかず、②平身低頭、③なるべく自分だけは正しいなどという主張はしないこと、④余計な事は一切しゃべらないこと、というのが鉄則なんですけどねぇ(汗)。

事実、後で嘘がばれた麻木氏は、はっきり言って「汚ねぇ女」の印象が広まってしまった感じがしてなりません。自分の人気に対する自惚れもあったように感じました。大損こいただけではなく、そういう自分に気がついているのでしょうか?

結局、不倫を知りつつ略奪婚をしていた事だけがばれてしまいましたね。

こうなると、おそらく弘中氏を出してきたことが裏目に出てしまいます。

※本当に「沈黙は金」。相手に話させるだけ話させておいて、後で捻り返すのが一番手っ取り早い。普通に有能な弁護士ならそうする(海老蔵の弁護士たちの行動が典型)。弘中センセは、企業間での争いや有名人の名誉既存事件、刑事弁護には長けている(少なくともそのような顔をしている)ようだが、このような醜聞の弁護はさてさて?ワタクシには疑問だな~。というのは、事態を完全に把握していない段階から、「法律問題」にしてしまうと、足をすくわれるばかりか、このような有名人だと、弁護士を立てた事で逆にがんじがらめになってしまい、打てる手段が少なくなってしまうのだから。事実、ワタクシの実務においても、弁護士さんたちと打つ手の手順を考える時に、弁護士が出て行くタイミングをよ~~~~~く考えている。最初から出て行くと、これは「あ、そーゆー態度か。じゃ~一発大砲撃ったろかい??」となってしまって、弁護士を立てた側にとって事態が急速に悪化してしまうことも少なくない世の中なのだわ。今回の場合、最初から麻木氏は不利と見ている。弁護士が、わざわざ平成8年(3月26日)の判例(※この平成8年前後2年くらいは、他の論点においても何故か重要判例が噴出している)を出してしまった。バカだね。この判例は、出た当初、予想されていた事ではあったので、それなりの評価がある反面、下手を打つと、「不倫」をした側にとっては退路を断ってしまう判例なのだ。というのも、相手方の婚姻関係の破綻を完全に立証できない限り、原則(判決理由中に挙げられているのは昭和51年の判例だが、この手の判例は多い)に従い、故意または過失がある場合は、「不倫」をした者どもは不法行為責任を負うことも確かだからだ。例えば、今回の判例の事例のように既に別居していたなどの時期が明らかである場合はともかく、大桃氏のように、離婚を告げられた時期も離婚時期も相当に遅く、仮に別居を経ていない場合などは、これは地獄の立証になってしまう。つまり、あの会見において、麻木氏側は、「不倫」開始時期を自ら明らかにして論点を明確にしてしまったために、大桃氏の反論如何によっては、どんどん不利な情報を認めざるを得なくなってしまう。麻木氏側からの名誉毀損訴訟どころの騒ぎではない。大体ね?浮気をしたダンナなんて、争いの時になったら、浮気相手と自分とを天秤にかけて、軽~く手のひらを返してしまう。今回の場合もそう。結局ダンナは、麻木氏が「自分が結婚していることを知っていた」(かつ麻木氏も当時まだ結婚していた)という事実を簡単に認めてしまっており、加えて「大桃氏は破綻しているとは思っていなかった筈」と弁護までしてしまっている。あの弁護士がもくろむ「婚姻関係破綻時期」という論点のクリアはもろくも崩れ去り、単純に山路氏と麻木氏の共同不法行為の成立だけがはっきりしてしまった。バカバカしいことに、弁護士が麻木氏を追い詰めてしまう事態に発展しかねないのだわ。弁護士を含む代理人は、刑事だろーが民事だろーが、依頼人に情報を正直に言わせて把握するまでに、手の内の一部たりとも見せるべきではない。自分が打った手によっては、訴訟上でも落とし穴を掘ってしまうことも多いし(うちでも相手方代理人が依頼人といい加減なコミュニケーションのとり方をしてしまったがために、自惚れてバカバカしいほど基本的な訴訟上の原則を簡単に破ってしまい、依頼人を窮地に陥れたヤツがいた)、更に、この手の心情に基づく争いでは、火に油を注いでしまって収拾がつかないことにもなりかねない。今回の場合、大桃氏が確かに子供じみた行動をしたのは確かだが、その後の正直さにおいて麻木氏に勝っている状態になってしまったがために、余計に麻木氏の印象は悪くなってしまう。最初に「合法だ」などと言った弁護士が、依頼人に落とし穴を作ってしまった印象も強い。


他山の石ではなく、目の前の巨岩と考える例でした。
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by uneyama_shachyuu | 2010-12-26 08:21 | 法律

「優秀な人材」って?

面白い記事を見つけました。

パナソニック採用の8割外国人 大学生就職深刻になる一方だ
6月20日10時12分配信 J-CASTニュース

 日本人大学生の就職難が深刻化する一方で、外国人採用を増やす企業が相次いでいる。国内市場で成長が見込めず、アジアや新興国で事業を強化するためだが、日本の大学生の前途はますます厳しい。

 カジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングでは、2010年の国内新卒採用者約200人のうち、外国人が約100人だった。11年も国内新卒採用約600人のうち、半数を外国人にする。

■楽天、パナソニック、ローソンなど大幅増

 ユニクロが外国人採用を拡大する背景には、海外出店の加速がある。10年8月期上期(09年9月~10年2月)に海外で売上げが倍増し、営業利益は4倍以上となった。5年後には海外事業規模が日本を越えるようにしたいと考えている。

 アジア市場では中国と韓国に集中する。10年5月に上海にグローバル旗艦店をオープンし、秋には台北に出店する計画だ。東南アジアでも、マレーシア・クアラルンプールといった都市に続々出店する考えだ。欧米ではニューヨークとパリで複数出店し、他の欧米主要都市にも広げる。

 楽天は10年度の国内新卒採用者約400人中、外国人が17人で、現地採用では中国で15人、インドで21人を採った。国内で採用した外国人は基本的には国内で勤務する。現地採用はエンジニア職だ。11年度は国内新卒採用450~500人のうち、70人程度を外国人で増やす。現地採用枠はインドと中国あわせて70~100人を予定している。

 同社はEC事業の海外展開に力を入れている。中国最大の検索サービスを運営する百度(バイドゥ)と合弁会社を作り、ECモール「楽酷天」を10年6月9日にオープンした。ほかにアメリカ、インドネシア、タイ、台湾で事業を展開し、10年12月までに全10か国に拡大する。将来的には27か国に進出する計画で、広報担当者は「外国人社員がますます増えるだろう」と話している。

■新卒採用1390人のうち日本人は290人

 パナソニックの場合、10年度新卒採用1250人のうち海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」は750人だった。11年度は外国人の割合を増やし、新卒採用1390人のうち、「グローバル採用枠」を1100人にする。残る290人についても、日本人だけを採るわけではないという。大坪文雄社長は『文藝春秋』10年7月号のなかでこうした方針を示し、「日本国内の新卒採用は290人に厳選し、なおかつ国籍を問わず海外から留学している人たちを積極的に採用します」と述べている。

 同社は中期経営計画で、3年後の売上高を10兆円に設定している。このうち海外での売上げ比率を現在の48%から55%まで引き上げる考えだ。これは海外市場で年間5兆5000億円売ることを意味し、達成すれば海外での販売が国内市場を上回ることになる。2018年度には海外比率を60%以上まで伸ばしていく考えで、裏を返せば、日本の比重が急速に減っていくことになる。外国人採用枠の拡大は、グローバル化を図る上で、日本人よりも外国人が必要と判断したためだ。

 ローソンは08年度から外国人留学生の新卒採用を始め、10年度は新卒採用者88人中17人が外国人だった。これまでに中国、ベトナム、韓国、台湾、インドネシアなどの留学生を採用した。11年度は60人中20人が外国人となる予定だ。同社広報担当者は、「外国人を採用することで社内を活性化するのが狙い」という。

 人事コンサルティング「Joe's Labo」代表・城繁幸さんは、

  「国内で外国人新卒者を採用する会社は2、3年前からありましたが、大手が本格的に採用し始めたのは2010年からです。理由は、日本市場に将来性が見込めず、新興国でビジネスを展開するためです。今後、国内向けのサービスを展開している企業以外は、外国人採用を強化していくと思います」

と話している。

 不景気で新卒採用枠が減っているなかでライバルが増えれば、日本人の新卒者は大変だ。

  「大学で勉強していない人は就職が難しくなると思いますよ。中国人や韓国人は最低2か国語を話せて、専門知識の勉強もしています。これまでのような会社に就職してから教えてもらうという考えでは、外国人と同じ土俵に立てません」




今日のそこまで言って委員会では、学歴社会を取り上げていました。

これについては思うところがあるなあ。


カンブリア宮殿でも報道された、国際教養大学は、何と就職率100%というから驚きです。

しかし、この大学の中身を見たら、正直、「ワタクシも行きたかった…」と思いました。

この大学では、殆どの企業が、この大学へ説明会を開きに来ます。

最初から取る気満々なのです。

全寮生活・全講義英語・外国人講師多数という環境で実践的に育てられた彼らは、卒業時には前線を任せられる即戦力になっているそうで。


ああ、では法律界ってどうでしょ??

…実は、これから話すことの方が、ずっと問題になるかも…


現在の法曹界(弁護士・検察・裁判所)というのは、まあ「副」とか「簡易裁判所」が付く場合を除き、ほぼ司法試験を通った方々です。ここは良いですよね。

では、この試験の合格者って優秀なの?と言われたら、昔の司法試験制度なら、ワタクシは「優秀な人材です」と言えたんですけど…

800人時代以後は、必ずしもそうとはいえない人たちによく出会うというのが実情です。

これと学歴とを絡めると…これがちょっと難しい。


司法試験…に限らずかなあ、正直に言うと、大学は、理系を除き、殆どの知識は大学の外で学んだものばかりなんですよね。

つまるところ、司法試験に限って言えば、現在他の法科大学院を除き、教育機関として全く役に立っていなかったと言っても過言ではありませんでした。

京都にある、とある有名大学を次席で卒業した弁護士さんに訊いたところ、彼はこう言っていました。

「司法試験の勉強を始めて、心底思った。よくもこんな『バカ』のまんま卒業させやがって!ってね~」

つまり、大学の授業も真面目に勉強した先生でも、試験では毛ほどの役に立たなかったというのです(※刑法の司法試験委員もいたが、その授業が一番役に立たなかったそうな(汗))。


はっきり言います。
確かに、弁護士でも、一流と言われる大学を出た人で、旧司法試験を通った人たちは、確率的に言って大変優秀な人材になっていることが若干多かった、と言えます。

そこからちょっと落ちるという場合、確率が少し落ちる傾向もあるかもしれません。

しかし、概して言えるのは、ワタクシが知る限り、東大・京大(後は加えても阪大、関東なら一ツ橋くらい)だけが確率的にかなり高くなるというだけで、一流の人材以外はみんなドングリの背比べという印象です。

むしろ、東大・京大だから優秀とは言えず、どれだけの勉強と経験を積んでいるのか?によって、人材としての差が滅茶苦茶広がっていたのを痛感しました。

先程にも書きましたが、大学の外での努力が全てで、特に事務所体制によって、その後の人生も変わる傾向が強くなっているように思えます。



ワタクシも、昔からの人脈でもこのような傾向があったのですが、実務に入ってから、ジジイの人脈の繋がりで新しく人脈が広がりつつありますが、経歴・能力的に一流の弁護士さんと繋がりが出来たり、また今、とある勉強会に出席し、いわゆる大手弁護士事務所(※弁護士が少なくとも50人以上いる渉外弁護士事務所と定義しましょう)の先生方とお話をする機会が増えましたが、弁護士の能力差と専門性の高さを痛感することが多いです。

うちの先輩の先生も、勉強会に出席していますが、今まで見ていたどの弁護士とも違うという感想をお持ちでしたね。

その渉外弁護士チームのお話を聞くと…詳しく言うと迷惑がかかりますが、とある大掛かりなM&Aでは、一端白紙になった報道もあったものを覆して成功させ、終わってみての感想が、

「クロス・ボーダー案件ではなく、これが日本国内の案件で良かったです。まだ『楽』でしたから。」

…決して『楽』な案件ではなかったのに、ご自分を大きく見せず、全く無駄なことは言わず、整理した、意味のある言葉だけでいつも説明して下さる方です。

そのようなところでも知性の違いを感じますけどね。

この方の場合、アメリカの弁護士資格を持ち、アメリカの大手法律法人でM&A案件を手がけていたそうで、在日アメリカ商工会議所で英語で講演するほど飛びぬけた語学力がある先生(東大卒で司法試験も在学中に合格)。


もしも、これから大学に入るという方々。

今、なしえるとしたら、よく職場を見て、なりたいなと思える一流の人材とお話しすること。

これが、人生を変える動機付けに必ずなるでしょう。

こういう経験も持たないのに、自分が認められないことにすねて、無根拠に世間は人を見る目が無いと言って言い訳しないこと。

それだけの『魅力』が、あなたには『ない』と評価されているからです。

一流どころの方々を知れば、決してそのようなことは言えなくなります。

そして、これは、年齢ではありません。

20代前半でも、大きな案件を会社側が安心して手掛けさせられる人もいるのを知れば、「会社に入ってから勉強して経験を積んで…」などという悠長な事は言っていられないことを知ることが出来ます。

大学のうちから、使えるのであれば学校を使い尽くし、それでも足りない部分は自分に投資して勉強しなさい。

それをしておけば、少なくとも、そんなことをこれから会社に入ってからやろうなどと思っている人たちとは段違いのスタートラインに立てます。

いわば、勝負になります。


また、就職活動をされている方。

もはや手遅れですから、仕事をスタートしてから、自己投資にだけは決して手を抜かないこと。


今は、ワタクシも実践力ばかりやらないといけない立場で、来年にならないと資格取得の余裕すらない状態ですが、今後も勉強と研究だけはしないといけません。

時代遅れのオッサンですが、やりたいことはあるんですよね。
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by uneyama_shachyuu | 2010-06-20 15:16 | 法律

嫌がらせには嫌がらせを。

今、とある小規模サラ金会社を訴えています。

まあよくある取引履歴不開示に対する損害賠償請求と過払い金の不当利得請求なんですけどね。

…実に鬱陶しい事件なので、説明は省きますが、まあそのうちに。

まあ、よくある手ではあるが、初日欠席しやがった(怒)。

いいけどね。

さて。
この事件では、相手方の弁護士が、

「原告は、いつも誠実に開示している実績がある」ので「今回も不法行為は発生していない」

…と主張している。
こっちが何も知らんと思っているらしい。

この弁護士。
たった二週間前、同じ会社で、過払い金とその利息全額を認められてしまった上に、嫌がらせのためにたった4万円の損害賠償を地裁事件で控訴し完全敗北したという実績の持ち主(汗)。

うちの知り合いの司法書士さんが簡裁で代理し、控訴審はバカバカしいので本人訴訟で蹴りまくり、勝ってしまった事件。

資料も全部調べている。

今回同様、小出し小出しに記録を出し、「不法行為は無い」という主張を、裁判官に半ば怒りまくりの判決文でもって、髪の毛一本ほどの軽さすら認められずに完全に否定された判決が二度も下りた事例。

…勿論、今回は、事件番号まで付けて「不誠実な実績」を主張しておきました(笑)。

判決を見れば、この弁護士も能力も性格も疑われるような内容で、今回は、最初から顔に泥を塗られるようなところからスタートだな。



ところで。
このような過払い金の請求の場合、相手方としては、なるべく記録を出したがらないので、「訴えろ」という場合があります。

その場合、その時点で存在する資料の範囲内で計算し、いわば仮定の計算で訴えることになります。

しかし、その場合、訴えられた方にも問題が出てくる。

書面提出命令が裁判所から出るからです。

この場合、会社が困るのは、途方も無い仮定の過払い金を請求されること。

何故なら、原告側にある資料だけで計算しても、過払い金の場合、被告が資料の提出を拒めば、そのまま認められてしまうからです。

とすれば、出さざるを得ない。
しかし、その場合、不法行為がそのまま成立してしまい、損害賠償と訴訟費用、相手の代理人費用まで持つ羽目になるんですね。

で、出し方に特徴があり、「すんません。あなたの言う記録よりも前に貸していた事実が判明しました。しかし、はっきりした記録ではないんですよ。何せ、『古い記録』なもんで」と主張し、「はっきりしないと言う割には、支払日・支払額共に結構バラバラな資料を出してくるんですよ。

※支払日も支払額もバラバラなのは、計算書としては、むしろ「極めて自然な姿」なので、ほぼ間違いなく「本物の正確な記録」である。つまり、「無いよ無い!」といっていても、ちゃんと持っていたという印で、その時点で判例と金融庁の指導に違反し、不法行為を成立させてしまう。

資料に基づかない原告の計算を冒頭ゼロ計算、相手の「あやふやな」後出し資料の計算を後出し計算とでも言いましょうか。

こういう手に出るのは、冒頭ゼロ計算では高すぎる場合、何とか不法行為を避けつつ払う額を「正当な」過払い金に持っていくための手段なのですが、少なくとも大阪ではあまり威力を発揮しません。

「あ?何これ?原告、認めます?あ、認めない…では結審しますけど?」と言って判決をちらつかせ、被告会社に謝らせるようにもって行く脅しをかけ、結局は、過払い金とその法定利息(5%)と損害賠償と実費費用を払う和解調書を取らせるという結果になってしまいます。

大手では、あまりこういう手には出なかったのですが、GEコンシューマはこの手に平気で出てくる。

さすが、外資系です。
しかし、特に大阪は甘くない。

この手の裁判の記録を見ると、契約書が出てきた場合でも、資料があまりにあやふやだと、和解を申し入れをしてきても、蹴っていたらそのまま結審し、結局、高い代償が相手から分捕れる結果が多い。

大阪の裁判所は、最高裁判決が立て続けに出ているので、それを盾にめちゃくちゃスピード解決してしまうんですね。




実際、このような裁判所の流れからまあまあの規模なのに、あまりいい状態にはない会社も存在します。

例を挙げると、

アエル

クォークローン

それぞれ、同じプロミスの子会社ですが、事実上整理状態に突入しています。

ただ、三井住友系なので、潰すと銀行に飛び火する。
儲けるだけ儲けたんかっ!という話が出てきてしまう。

だから、債権回収係だけは置いておき、何とか整理しているようです。



アエルに至っては、「元金の6割ならすぐに和解しまっせ?時間かかるの嫌でっしゃろ?」という態度に出てくる例が殆どで、バカバカしいから蹴ると、大阪の裁判所は、蹴るとそのまま即日結審して判決をくれます。担当者も相当和解を申し立ててきますが、大阪の裁判所は相手にしなくなりました。

そのスピードは、サラ金会社の担当者によれば、大阪が全国一番だそうで、「和解に応じてくれるところから解決し、だめなら判決は致し方ない」…などと、サラ金会社も諦めに近い態度ですね。

何しろ、あまり酷い開示拒否や和解申し立てをすると、「ワレなめとんか」…とは言いませんが(笑)、かなり怒られるらしく、相手方もホトホト…という感じになっている例を多く聞きます。


さてさて。
この裁判は、もう一人の契約と非常に強い関わりがあり、一年はかかるかもしれません。

その代わり、和解しませんけど、何か?(怒)
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by uneyama_shachyuu | 2007-11-01 23:28 | 法律

やっぱ、や~めた!(笑)

…バカバカしいよな~!

ワタクシをバカにしてきたヤツを利するのは。

だから。
親しい人たちにだけ、お教えすることにしました(笑)。

他のオマケどもは…


アタマ冷やして出直しておいで!


ここには、一応、メールのリンクも貼ってある。
自分の事が心配なら、聞きたいことがあるのなら、まずは、きちんと挨拶して訊けるかな?

アタマが下げられる??できないだろ?

少しばかり事務処理が上手くて、世渡りが出来て、しかも自分以外を見下していたあほうが、こういう事態になって、頼って何度も見に来るというのは、恥知らずというものだ。

自分でアタマ良い…などと言っていたのだから、こんな程度のことくらい潜り抜ければ??

…まあ、何かがあっても、素人がどれだけ手が打てるのか、拝見させて頂こう(笑)。

こんなニュースが。
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by uneyama_shachyuu | 2006-09-02 01:36 | 法律

今日は珍しく。(※一部修正)

今日は、珍しく法の学徒に戻ります。
何故なら、極めて重要な最高裁判例が登場したからです。


いわゆる山口母子殺人事件についての最高裁判決です。

ZAKZAK



皆さんは、永山事件判決をご存知だろうか?

永山事件…事件当時19歳なので、N君として説明しましょう←あまり意味が無いようにも思えるが(汗)。

事件は、簡単に言えば、こうです。

N君は、昭和43年10月頃、19歳の時、神奈川の米軍基地で拳銃とテッポの弾50発を盗み、同じ月、東京のホテルで警備員を射殺し、これまた同じ月に京都の神社で警備員を射殺し、更に同月に北海道でタクシー運転手を射殺、現金を強奪、更に更に11月、愛知県でタクシー運転手を射殺、現金を強奪、更に更に更に翌年4月、東京都の学校で警備員を殺害に付き未遂に終わった。

(※彼が最後に持っていた弾丸は、残り17発だったそうな。結構パンパン打ちまくったもんだな~。)

で、その後の過程は、全てすっ飛ばして結論だけ言いますと。

最高裁判決は死刑で確定。(※第一次上告判決)

この判決が重要視されているのは、死刑の適用基準を初めて明らかにした判決だったからです。

その基準は、こうです。

「死刑制度を存置する現行法制の下では、①犯行の罪質、②動機、③態様ことに④殺害の手段方法の執拗性・⑤残虐性、⑥結果の重大性ことに⑦殺害された被害者の数、⑧遺族の被害感情、⑨社会的影響、⑩犯人の年齢、⑪前科、⑫犯行後の情状等各般の情状を併せ考察したとき、その罪責が誠に重大であって、罪刑の均衡の見地からも一般予防の見地からも極刑がやむをえないと認められる場合には、死刑の選択も許されるものといわなければならない。」

(※太字、数字等は、ワタクシが付けたもの。)


この基準の適用についてみると、こうです。

①犯行の動機に同情すべき点がない。
②拳銃に実包を装填して携帯しており、計画性が認められる。
③犯行を重ねており、個々の犯行の態様も、被害者の頭部、顔面等を至近距離から数回狙撃するもので残虐である。
④働き盛りの社会人4人の生命を奪った点で結果が極めて重大である。
⑤各被害者の遺族らは精神的にも経済的にも深刻な打撃を受けた。
⑥本件は「連続射殺魔」事件として報道されて一般人を深刻な不安に陥れ、社会的影響が極めて大きかった。
⑦被告人に何ら改悛の情の認められない。


…とまあ、これだけあったら死刑もやむを得ないでしょ??とでも言いたげな程の理由を挙げて、やっとこさ死刑にしたというのが本当のところでは無いかな??


ところで。
このN君
中々したたかであったと聞いた。

何故なら。
死刑を予測し、あらゆる理由で上訴し、その上弁護人(弁護士)を何かに付けて解任して、審理時間を稼げるだけ稼いだという戦術を見事なまでに行ったからです。


まあ、認定事実を見れば、一般社会人なら誰でも『やっておしまい!』と言いたくなる事案である事は間違い無い。

まして、適用した部分を聞けば、尚更でありましょう。

ただ、この事件の特殊性は、少年法にもあった。

つまり。
第51条に「罪を犯すとき十八歳に満たない者に対しては、死刑をもつて処断すべきときは、無期刑を科する。」という条文が存在するからです。

しかし、この事件では、死刑が適用されました。

この事件を契機に、殺人なら3人、強盗も加わると2人、誘拐殺人なら1人、少年事件では4人という、言わば『相場』が形成されて行った、と言われています。


この判決の背景には、おそらく死刑廃止論の高まりがあったのではないだろうか、と思う。

だからこそ、『相場』形成がなされて行ったと思われて仕様が無い。


さて。
今回の事件は、どういう事実が認定されたのか。

余りに異常で残虐なので…書くのも嫌な事だが。
当時23歳の主婦を強姦目的で訪問し、暴れるので首を絞めて殺害、行為に及び、その後、まだ赤ん坊の長女を床に叩き付けて殺害した、というもの。


…は~、何故だかN君の時よりも一層神経が逆撫でされたね。

もう生理的に受け付けない上に、凄まじく腹立たしい

弁護側の、死刑求刑に対する主張は、①殺意及び計画性が無い、②当時未成年、③②ゆえ更正が可能というものだった。



だが、しかし。
最高裁は、①殺意については「1、2審の認定は揺るぎなく認められる」とし、①計画性についても「強姦目的を遂げるために殺害行為を冷徹に利用しており、特に被告に有利な事情とは言えない」と判断、更に、②当時18歳という未成年、③更正可能性に至っては、「罪の深刻さと向き合っていると認めることは困難で、18歳になって間もないという点も、死刑を回避すべき決定的な事情とは言えない」とまで言い切っている。その上で、「原判決は,量刑に当たって考慮すべき事実の評価を誤った結果,死刑の選択を回避するに足りる特に酌量すべき事情の存否について審理を尽くすことなく,被告人を無期懲役に処した第1審判決の量刑を是認したものであって,その刑の量定は甚だしく不当であり,これを破棄しなければ著しく正義に反するものと認められる。」という判断至り、広島高裁へ審理の差し戻しを命じた。

あまり知られていないことだが、刑事裁判の事実認定(※事実審)は、高裁までで、最高裁は『法律審』(※手続上の法律違反と、条文の解釈・適用の誤り、憲法違反等)に限られているのです。

だから、今回は広島高裁で、先の2審判決で無期懲役の理由に挙げたもの以外死刑回避の(別の)特段の事由があるかどうかを審理し直すことになる訳です。


…しかし、だよ?
この事件、既に7年も審理している訳です。
もしも、この『無期に当たるべき事実』があれば、既に2審までに出ている筈でしょう?

今の今更、そういう被告人に有利な事情が出てくるのも考えられないから、新聞報道が言うように死刑の『公算』が高くなった」と言える訳ですわ~。



さて。
ここで問題なのが、何で今これだけ死刑が求められ、裁判所も出すようになったのか?なんですよね。

実は、去年、3年前に19歳の女子大生を道端で適当に捕まえて強姦し、発覚を恐れて生きたまま灯油をかけて燃やして殺した男が、検察官・被告人双方の控訴があり(死刑を求刑した検察官→無期懲役は軽すぎる。被告人→無期懲役は過去の判例から重過ぎる、とそれぞれが主張)、高裁の判決で死刑を宣告された、という事例が発生し、大変ワタクシは驚いた経験がありました。

というのは。

今までは、ただでさえ暴走する地裁レベルで死刑が出て、高裁・最高裁で無期懲役になるパターンならありました。
しかし、地裁で無期、高裁で逆転死刑というのは前代未聞のことだったから。



世の中の考え方が、変わってきたのです。
あらゆる意味で。

一つは、被告人の『過』保護から、見過ごされていた犯罪被害者たちの保護へという流れ。

ワタクシの大学時代の先生の中にも、死刑廃止論者がいました。
でも、ワタクシは覚えている。

「犯罪被害者の処罰感情は?」と訊かれて…

「それは、横においといて…」

はっきりそう言いましたもんね。

ワタクシは、「こんなバカ、信用ならねぇ!」と断じて、以後、とても嫌いになりました。


勘違いして欲しく無いんですが。
ワタクシは、死刑廃止論が嫌いなのではないのです。
死刑廃止論『者』大嫌いなのです。

こういう人たちは。

大抵が、人権派を装う事で自己陶酔に浸っている大馬鹿が殆ど。

簡単な証明ができる。

というのは、死刑廃止論者は、「『被告人』の人権」は唱えても、「『犯罪被害者』の人権」についてはこの世に無い問題と考えているとしか思えない態度で、一言も触れていなかった歴史があるから。

彼らの本も沢山読んだから、それは間違い無い。

もしも、「人権人権!」というのなら、平等に議題にすべきだった筈であるのに、全く考えていないのが現状だったから。

最近でこそ考えてま~す♪というポーズをとるようになったが、それは、それこそこの山口の事件が起きて、旦那さんが世間に訴え、反論できないほどの説得力をもって犯罪被害者の人権論について世論をリードし、強力な支持を受けたので、仕方なく今頃になって『我々も考えていた』というポーズを取らざるを得なくなったからに過ぎない。

これは、もう一つ、ワタクシが信用できない理由になっている事が、ほぼ全ての原因になっている。

それは。
死刑廃止論者の中に、今回の事件のような重大犯罪の被害者が一人も存在しないから。

(※犯罪被害者で、よく挙げられる死刑廃止論者の方が一人だけいらっしゃいます。それは、原田正治さん。昔、TBSだったかの特集で知りました。しかし、廃止論者が挙げる人は、大体この人だけ。確かに、他にも居るらしいのだが、めだった行動はしていない。むしろ、『死刑を望む』方の心情の方が多いだろう。大体、一人しか挙げられないのであれば、ほぼこの人に集約されているのかもしれません。)

彼らの殆どが、自称知識階級だから、この問題を『被告人』対『国家』(※裁判所&検察官)と捉え、自分は『正義の弁護人』だという意識で論じているんですよ。

だが、しかし。
彼らの良い『筈の』頭からは、ある事実がすっぽり落ちているんです。

それは。

犯罪は、『人』(犯罪者)が『人』(被害者)に対して起こすものである基本構造がある。

犯罪者がいれば、そいつに苦しめられ、人権を踏み躙られた犯罪被害者がいるのが当然なのにね。

彼らは、古い『知識階級』ゆえに、反抗すべきは『国家』という基本ベースに則り、被告人の人権のみを考えてしまっているんです。



犯罪被害者保護の法律が制定されたのは、こうしたバカのお陰ではなく、今回の事件の被害者が、命を賭して訴えたからに過ぎない。

というのも、死刑廃止論者は、今回の法律ですら、自分達のお陰だと思っているから、救い難い。


だから。
ワタクシ、死刑廃止論『者』大嫌い!!




今回の事件は、最終的には、最高裁で判決が下るのは間違い無い。

永山事件と同じように、上告するしかないでしょうから。

とすれば、最高裁判決として、極めて重大なものになるに違いない。


バカな犯罪で、人々を苦しめた少年たちよ。

眠らず反省し、ビビりながら毎日を暮らしていけ!

今まで苦しんだ、犯罪被害者の方々のご苦労を想い、謹んでお悔やみを申し上げたい。
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by uneyama_shachyuu | 2006-06-20 21:49 | 法律

物は言い様。

村上氏が、会見を開いていた。
…どうも、相変わらずの自己美化・自己陶酔の塊のような会見だったが(汗)。

村上氏は、「(ライブドアのニッポン放送株主時の意思を)聞いてしまった…だから迷った」などと言っている。

「彼らの資本力では、『やれる訳が無い』と思っていた」などと言っていた。

本人は、過失だと言い張っているのだ。
それ以外にも、自己美化の塊のような会見だった。


…よくもまあ、そんなん通用する訳無いやろとは思わんのだろうか??(汗)

どうやら、検察が握っている物証は、彼がしつこく何度も勧めて説明した時の、手書きの資料らしい。

このような物証が出ている場合、おそらくだが、故意、それも、主導的だったと検察側は主張するだろう。何しろ、宮内被告は、「最初にニッポン放送株を勧めたのは村上氏で、協力し合おうと言っていたのに、自分だけ株を売って利益を得て抜けてしまったから、仕方なく自分達だけで買い進めた」と供述しているそうだし、その資料を押収されて、ゲロした話から出ている話なのだから。

…と言う事は、村上氏は、最初から騙すつもりで話を持ちかけたと考えるのが筋だろう。

その他にも、外堀のみならず内堀まで埋める裏付け捜査は、かなり進んでいると思う。


村上氏は、裁判では勝てると周りには話していたそうだ。

しかし、彼の弁護士は、おそらく内心『諦めて一人往生せいや~』と思っていると、ワタクシは思うんですけどねぇ(笑)。

というのも。
刑事訴訟法で、元々問題になるのが、彼我の戦力差の問題なんですわ。

つまり。
捜査機関と被告人とでは、捜査の戦力(※人数や能力)に圧倒的な差があるという事なんです。

簡単に言えば、検察側に全て証拠が握られるという、圧倒的な立場の差があるんですよね。

専門知識に優れた、あれだけの人数を投入して、自信満々で臨まれたから、村上氏は、「マズイ、店仕舞いぢゃ!」と思って、起訴を受け入れるという内容の会見を開いたというところではないだろうか。

それに、自分が認める事で、会社の他の人材には捜査の手が伸びない、という事もあるだろう。組織が残れば、院政を敷くことができるからです。

…こう考えた時、他の人を呼ばれると困る理由があるのかもしれないな。

国税は、いつでも取り調べたいのではないかな??(笑)彼は、一円も税金を払っていないのは有名ですからね。


それにしても。
子供にまで嫌われたとはね。

「星野の『天罰』発言は間違いだ!青少年に影響がある!」

…などとぬけぬけと言っていたが、一番青少年に悪い影響を与えていたのは自分だという事は考えなかったのかねぇ??(笑)

村上ファンドが名前を変えても、おそらく日本での信用度はゼロに等しくなるだろう。全部解散した方が良いだろうな。



問題は、だ。

こういう犯罪って、実は多いんですよ。
もっと言えば、堀江氏のもそう。額から言えば、起訴される事案でもないとおもうんですけどねぇ。今までだったらそうです。

…大体、カネボウの粉飾なんて、こんなものではなかったぢゃない??

この国が、検察国家になりつつあるんだろうか?


夕方、村上氏が逮捕された。
結構早かったな~。

考えられるのは、同じ事件ではあるが、他にも捜査中の事実があるのかもしれない。
また、証拠隠滅の恐れがあるという、刑事訴訟法の建前通りなのかなあ…





何れにせよ。
あの会見で、自分の思っていた事が当たっていたかもなあ、と思った。

あの人。
コンプレックスの裏返しか、自意識過剰そのものやね。

多分、自分を大きく見せる事に執念を燃やしていたんだと思う。

それなのに、関西はおろか、自分の子供にまで嫌われたのが腹に据えかねたのだろう。

関西で嫌われ者になってしまった事に触れ、悲しそうに言う場面があった。

寧ろ、この事自体が、甚く彼のプライドを傷付けたように見えたのは、ワタクシだけではあるまい。

おかしいではないか。
「守銭奴?拝金主義者?何とでも言って下さい(笑)などと、つい最近まで豪語していたではないか。

それが本当なら、あの買収劇で、今更、関西で総スカンを食らったところで、どれだけの痛痒があるのだろうか?

阪神ファンの憤激を買い、関西人、関西経済界のみならず、単に日本の敵かのような報道…そして、一般人の評価。

実際は、それを一番嫌がっていたように見えた瞬間だった。

最期は、「天罰」発言に拘って星野に噛み付いていた。

情けない話ではないか。

自分を貶めた発言と捉えていたのだろうが、それにもまして、関西で誰もがそれに同調した事に、少なからずショックを受けたのではないかな??




彼は、自分では大人物として、日本全国の羨望と尊敬を受けられる、『最高の』人間である、と自負していたのだろう。

その証拠に、自分自身への評価は絶大だった。

自分の事を「プロ中のプロ」などとサラッと言う神経が、皆目分からん。
つまり、「オレって、日本で最高~♪」と思い込んでいる証拠だもんね。

ところが。
日本はおろか、彼が介入したところでは、人気がどんどん減って行っていた。



子供の頃の発言を聞くと、とにかくオレは将来ビッグになってやる!」という事に尽きる。

…こんなセリフが似合うのは絶対、矢沢永吉さんだけだと思うな(笑)。

元々頭だけは良かった事が、その意思を大きくしたんだろうと思う。
東大でも、親分肌で、「オレがオレが!」というタイプだったそうです。



実は。
ワタクシの親父もそうだが。

ワタクシ、同じタイプ、同じ臭いがする人材が、道を踏み外すのをかなり見てきたんだわ。

仕事や立場に関係なく、どれだけ華やかに見えても、中身が風船になっていることを知らないタイプ。

A社にもそういうタイプを間近に見掛けたし、多分その人物達は気が付いて居ないだろうけれどね(汗)。それは、本当の身の不幸だけど、人間痛い目に遭わないと実感できない事も多いからねぇ。

いや、こういう人物達だって、口ではいつも謙虚さを保っているんだよ。ですけどね、彼らの本音は、ワタクシには透けて見えた。


「あいつらはバカだけど、オレ様は違うんだよ。」


態度に出て見える。
ワタクシにもそういう通弊がかなりあったから、よく分かる。

そういう人達が、多かれ少なかれ、同じ結末になっているのが面白い。





ビッグな人ってさあ。

自然に器がデカイ事を一目で分からせるんだよ。

イチローだって、矢沢永吉だって、松井秀喜だって、確かに誇張されたり膨らまされた虚像もあるだろうが、ごく自然に彼ら自身がその器を見せ付けている。膨らんで見えるのは、あくまで周りの行為が大きいだろうなあ。




今から20年以上前だが。
もう亡くなって久しいけれど、某団体のトップを子供の時に間近で見た事がある。

…そうだね。
僅か1~2mという至近距離だった(笑)。

その団体は、宗教関係ではない。しかし、彼が電話をかければ、時の総理が自ら電話に出る、とも言われる程の人物だ。

体は、かなり小さいですよ。
また、余り良い噂ばかりの人ではない。色々と言う人もいた。

しかし。

子供心に『でっけぇ!』と思わせる気迫があるんですよ。


堀江氏も、村上氏も。
そういうオーラは全く無い。
ああいう人を一度でも見ていると、寧ろ、実態以上に大きく見せる異常な自意識を強く感じるんだわ。

実力以上に、実像を大きくする事に躍起になっているようなタイプ。

寧ろ、まだ星野の方が雰囲気があるわ。



村上氏に限れば。
彼の今の本当の実力は、おそらく、彼が有名になりつつあった頃の、40億円程度をうまく扱えるくらいではないのかな??

所詮、4000億円を扱える人物にまで成長していなかったのだと思う。





ビッグさって。
窮地に陥った時に、本性が出るとも思える。

例えば、前述の矢沢永吉さんなんて、信頼していたスタッフに騙されて、普通なら企業でも破産しているような借金を数年で完済してしまっている。

ワタクシが見たトップの方も、とんでもない苦渋の季節があったと聞いている。

だから。
堀江氏も、村上氏も、この『自惚れの失敗』を乗り越えてからが勝負なんだろうなあ、と思う。
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by uneyama_shachyuu | 2006-06-05 15:15 | 法律

村上も終わり??

村上“灰色の錬金術”…38億を10年で5千億に

↑…正直、ここの新聞、低俗だから嫌いな面もあるのだが(※特に野球については、『ナベツネさまっ!大好きっ!も~!子分にしてぇ~♪』という根性丸出しのライター揃い(嘲笑))、日が経ってもデータが消えないサイトなのと、時々良いルポが載っているので、中々使える(笑)。


さて。
村上氏が捕まるかもしれない。
東京地検特捜部が動いている、との事。

ワタクシ、株の世界は、まだまだ勉強不足で、コメントはできないし、したくない。
しかし、会社を取り巻く経済状態や、法律界からの視点でなら語る(『騙る』??(笑))事が出来る。





まず。
会社については、規制緩和の名の下に、色々と改正されたが、実は、昔に比べて杜撰な存在になってしまった。

五月一日から新たな「会社法」という法律ができた。
まだまだ研究はしていないが、簡単に言えば、アメリカ型へと変貌した為、誰でも比較的簡単に作れるが、『事実上誰も責任を取らないかもしれない』ものになってしまった観があります。

最低資本金が無くなってしまったからね。

その上、有限会社が制度としては終了したので、もう作る事が出来なくなってしまった代わりに、取締役の任期が、殆ど無制限?!と思える10年まで認められる事となってしまった…有限会社には任期そのものが存在しなかったからです。


最初、この改正を見て、父親と話していたのは、

「おそらく、定款変更して任期を延ばすだろうから、今までのように(※約2年に1回必ずあった)役員変更登記が激減するだろう」

ということだった。



しかしね。
世の中、そんな甘ないで!

10年?!

チッ!チッ!チッ!
そうは問屋が卸さない!



会社法改正と共に、割と頻繁に、うちの顧客たちが相談に来られました。
その言い分を聞いて、ワタクシたちは、少なからず驚きました。

「任期を変えない」という企業が続出したのです。

勿論、これには様子見ということもある。しかし、それは、主たる理由ではない筈。

何故なら。
公開、非公開色々あるが、公開している大企業、特に、世界に羽ばたいているところは、一様に次のように言ってきたのです!



「すみません。任期を『1年』にしたいと考えています。」



…今までは、ほぼ2年という制約があったのだが、今度の法律では一年にもできるようになったのは確か。

しかし、わざわざ一年にするなんて!



思うに。
これも、『村上効果』の一部と言うべきなんでしょうね。
社会的信用について、昔とは違って、株主総会の力が強くなったということなのです。

海外からの(※個人・機関)投資家が、日本の株を大きく買っています。
だから、株主総会が形骸化すると、世界的に信用が無くなるという世の中に近付いているように思えてなりません。

いえ、少なくとも、ポーズだけでも取っておかないといけないと考えているのかもしれない。「我が社の取締役は、『毎年の株主総会』で選任されているんですから、経営が透明化されている企業なんですよ!」とアピール(※ただのアピールではない。そこには、株主との緊張関係と対話の姿勢、信頼感がある)する事が必要になっている世の中なのだなあ、と、極めて予想外の成り行きに親子してしみじみ世の中の移り変わりを知った今日この頃でした。




さて、次に。
東京地検へと参りましょう。

皆さんは、検察庁と聞いて、どれだけ警察との違いがお分かりでしょうか?

いわゆる犯罪捜査(※司法警察活動)に限って説明して、極めて簡単に言えば。

警察は捜査機関、検察は公訴(※俗に言う『起訴』)機関

と言う事も出来る。

しかし、検察は捜査権限も勿論持っている(刑事訴訟法191Ⅰ)のです。その上、検察官には、警察官に対する一般的指示・指揮権があるものとされています(同193各条)。

東京地検にも、当然捜査権限があるのです。

では、警察との役割分担は?

昔から言われているのは、例えば、贈収賄なら、県議会レベルまでなら警察、知事もそれに準じる。国家レベルは全て検察とかいうもので、今回の事例では、5000億円もの巨額事件であり、国際的な金銭の絡みもあるので、特捜が動いたのではないでしょうか。


東京地検の特捜に行くには?と、弁護士の先生に聞いた事があります。

…実に意外な事だった。



せんせい、曰く。

運。

…おいおい(笑)。
これは言いすぎとして、こういう事だと説明してくれました。

例えば、何かの事件をどこかの地検支部で出会ったとします。
何か臭う…とします。
そういう事件で、粘り強く調べて芋蔓式に他の事件に行き付くような場合が出て来ます。

…そういう人は、

『できる人』

と呼ばれたりするので、そういう人がスカウトされる…と、検事が話してくれたそうです(笑)。

だから、ある程度はと言うべきかも知れませんが、そういうがあったとしても、それだけではなく、事件への嗅覚とか、それを丁寧に地道にコツコツと調べる能力と根気と粘りも評価されるようです。




さてさて。
では、今回の村上氏の場合、一体どうなるのでしょうか?

前の説明を読んで見て下さい。検察は、公訴機関と書いてあった筈です。

…つまり。
地検特捜が表立って捜査すると言うことは、既にかなり有力な情報又は証拠(※証言や犯罪者の自白)が得られていて、後一押しで完全な公判維持が出来ると踏んでいる…と言う場合が極めて多いんです。
地検特捜は、それくらい優秀な人材の宝庫でもあります。

(※公判維持について;実際、刑事さんがワタクシに話してくれたところによると、検察官からは、(※前述の一般的指示から)「もっと直接証拠(※分かりやすく言えば『物的証拠』と大同小異)を固めてくれ」というリクエストが多く、それがまだ無い場合は、逮捕状請求も待ったがかかるらしい。仮に送検されても、「これでは公判維持が出来ないからね!」という指示がくるそうです。)



ホリエモンの時も、逮捕した時点で、既に物的証拠と共犯の自白が得られていたのでしょう。

公判でも、彼には太刀打ちできるとは思えません。



では、村上氏の場合は?

…おそらく、あれだけ派手に動き、堀江とのつながりが多かった彼のこと。

かなり多くの証言その他の証拠が出ているのではないか?

地検は、突然動き出したように一般人は思うでしょうが、こういう大きい事件の場合、逆に動く気が無いんぢゃない?と社会では思われているようなくらい、静かにしているんです。それは、ただ静かにしているだけで、実際は水鳥の脚の如く動いているんですね。

これだけ動いている状態だと、既に公判維持できる程度の証拠集めに近付いていると思うんですね。


経済界は、法律界との繋がりがあるので、動いているかどうか程度の情報は得ている場合が多い。星野SDも知っていたのではないかな??(汗)

だから、村上氏は、実際は怖がっていたと思います。何しろ、彼は元・官僚ですから、その怖さはある程度知っていると思うんです。

税務にも綻びがあるかもしれない。
簡単に言えば、脱税です。

もしも、これも加わると、実刑は免れない。




多分、色んな資金提供者たちは、資金引き上げに走るでしょう。

増して、持っている株の価値の目減りは、利益配当分くらいは吹っ飛んでいる可能性も。



あまり世の中を舐めたことばかりしていると、あのとっちゃん坊や、立ち上がれん程叩かれるで~。
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by uneyama_shachyuu | 2006-06-02 21:40 | 法律

おもろいかもしれん!!

某2ちゃん(笑)では、営業も詐欺で逮捕されると断言している。

A社(着物販売)ってどうよ つぶれたけど

…ふっふっふっ…
おもろいやないか~!『もう一回』、取調べ、受けたろやないか~!!(笑)←「もう一回」の意味は、また今度。


え?
割と平気に見える…

まあ、詐欺がホントであるのなら、平気ではないのだが、仮に詐欺で立件があるとしても、ワタクシ、少なくとも刑事では、まっっっっったく心配していない。

何故なら。
内情を知っているワタクシからすると、どこまでか恐喝でどこからが詐欺なのか、全く分からないから。



まず、刑事。

2ちゃんのバカは、「騙す言葉を言っただけで詐欺成立」と思い込んでいる。

…が。
詐欺は、『故意』犯なので、そもそも、構成要件上、騙す意図を持っていることが必要とされている。

ワタクシの場合。
完全な『間接正犯』の事例なので、これで処罰をすることは、元々皆目不可能。

仮に、偽物を売っていたとして、おそらく、殆ど営業は『本物』と認識していたと考えられるので(※ベテランは別)、商品が偽物であることを計画し、それに荷担した者が、今回の被疑者になる。

心配なのは、取締役なのです。
教育部長も、経営陣の一人には違いないから。


…それにだ。
全部偽物な訳はないので、偽者を買った人の事件のみが問題になる。

だから、ワタクシに取調べがあったとしても、大した問題ではないのだ。


問題は、民事かもしれない。

被害者が集団訴訟を行う場合、確かに、被告に入る場合も考えられる。
しかしねぇ…

現実的ではない。

何故なら。
ゼニにならん(笑)。

失業者の群れを相手に訴訟したとして、一体どうなると言うのだろうか?

まして、共同不法行為に荷担しているとするとしても、その「共同性」の解釈が問題となろう。

この場合は、信販会社を訴えるのが、一番に考えられる答えだろうなあ。
「こういう販売をしているのを知っていて、信販しているやんけ!」ということで、一番金になる。

…但し。
強要や恐喝的な販売とするとしても、立証が大変難しい。
何故なら、そう感じていない人たちも、極めて膨大な数に上るからです。



ただねぇ…
あの対策会議の弁護士。
めっっっっっっっっっちゃいい加減!
単なる目立ちたがり屋。

というのも、被害実態を吸い上げるとしながら、既にお客さんの依頼を全て断っているから。

…この事件で、名をあげる!というおいしい部分は全て得たと思っているのでしょう。面倒な依頼は、受けていないのです。

最低です。



あ。
取調べがあったら、皆さんに逐一ご報告致します(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2006-04-06 20:24 | 法律

活動開始!!

今日は、事務所へ。
本格的に、破産管財人と交渉開始!

…と思ったのだが。

あの管財人の事務所、何とかならんのか!
はっきり言って、どうしようもない。

債権者説明会で、彼らは誇らしげに語った。

「A社の管理処分権は、当職にあります。」

…あのな。
管理処分権が、あんた達にあるとしたらだよ??

契約解除も、あんた達が受ける事を意味するのが筋ってもんでしょうがっ!!

何で、「うちに言って頂いても困る」のだ?!

ワシ、選任した担当判事に「こんなん言って逃げ回ってまっせ~♪」と言ってたれ込んだろか?!と、真剣に思ったね。

知り合いの弁護士さん達も呆れ果てていたぞ?!
通常、破産管財人が会社の執行者と認められるものなのだ。
誰に訊いても、どんな法律関係者が考えても、答えは同じである。

第一、割賦販売法も知らなかった。
○能としか言い様が無い。

このやり取りは、途中で余りにバカバカしくなったので、オヤジに代わって貰ったのだが。
…オヤジは、切れてしまった。

電話を切って、オヤジが言った言葉。

ジジイ「この管財人ども、いっぺんキリキリ舞いさせたろか?!」

…させたらんかい!させたらんかい!
ワタクシ、このやり取りで悟った。

こいつらの仕事では、ワタクシの給料分は、永久に配当されまい、と(笑)。

せめてキリキリ舞いさせて、その上で解任にしてやりたい気分である。




しかし。
これが相手では、本当に困る。
救済しなければならない人達が、本当に多いのだ。

その内容は、様々である。
本当に商品が欲しいが、セット販売の一部だけが納品されている場合。
逆に、本当に無理矢理かわされている場合。
倒産直前に契約解除を受けて貰っているのに、倒産で手続が済んでおらず、ローンが続いてしまっている場合。

被害額も商品も違う。
信販会社も違う。
こんな千差万別の差異があるにも関わらず、肝心の管財人がこれでは、本当に先が思いやられる。

責任回避に全力を尽くしているのであるのなら、私も考えなければならないだろう。



…何度も言っているのだが。

「ワタクシと『競争』するのか?『闘う』のか?」

ワタクシは、「闘う」のであれば、この世で許されている合法活動すれすれの行為は、全てやる。

法律関係者として闘うのであれば、当然なのだ。
だから、相手の顔に泥を塗るくらいのことはしなければならない。

…ホンマ。
こんだけ大きな事件で「管財人、一ヶ月もたずに逃亡!」と報道されるような事件にしたろかい!!

それをすると大混乱で、後がしんどいので、それはさて置くとして。


凄まじく難しい事件になりそうです。
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by uneyama_shachyuu | 2006-03-24 18:51 | 法律