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中嶋悟という先達

先日、中嶋悟さんが、F1の現状視察でヨーロッパを旅する企画が放映されていました。

中嶋悟、と聞けば、ワタクシたちの世代では、もう絶大なお名前であることは、もう言うまでもありません。

しかし、ワタクシにとっては、彼は、ワタクシの人生に教えを与えた偉大な人物の一人・先達・先生という人でもあるでしょう。


彼の略歴は、すでに必要ないとは思いますが、実に簡単に言いますと、間違いなく、現役時代、日本で最速のレーサー、かつ日本人初のF1レーサーであることですね。

しかし、今となってみると、彼がF1レーサーになったことについては、少なからず誤解があるように思えてならない。

今で言う「スピリチュアルな世界」…江原さんのお言葉や偉大な哲学者たちのお言葉を借りれば、まさに「必然」「原因と結果の法則(因果の法則・因・縁・果の法則)」と「波動の法則(波長の法則)」の結果であることを初めてワタクシに教えて下さった人ではないかと思います。


彼については、今は絶版の海老沢泰久著「F1-走る魂」によれば、現役時代の彼の声や彼の想いを知ることができるでしょう。

Amazon.co.jp: F1走る魂 本 海老沢 泰久

この海老沢氏の著作は、日本語としても格調高く、また非常にシンプルに描かれているのですが、何よりも凄いのは、完全密着取材で相手を知り、小説の形はとっているけれども、それは完全なルポでもある、という点です。

事実、第二期ホンダチームでは、桜井監督のそばに付き従い、機密事項まで知り、当時、彼を知らないジャーナリストたちは、本当に「ホンダのN0,2」と信じて疑わなかった、という笑えない事実があります。


さて。
彼のそれまでの経歴を本来はお話ししないと彼の言葉の凄みの一端が分からないと思いますが、一つだけ指摘しますと、当時は、日本の野球もレースも本場よりもかけ離れた低い地位しか認められておらず、日本人も、それにびびって挑戦する者など一人もいない状態だったことです。

まだまだ日本人が、日本人の殻に閉じこもっているのが普通で、海外に挑戦するということは、なんだかタブーだった時代背景があります。



しかし、中嶋さんは、海老沢氏のペンに仮託して、こう語っています。


ロータス・チームと契約しろ、とホンダで宣言されたシーン。
「資金も自分で出す必要はなかった。桜井淑敏によれば、ロータスは反対に契約金を払ってくれるというのだった。その額は彼がF2ドライバーとして日本国内で稼いでいる金額よりもずっとすくなかった。だがすくなくても契約金は契約金だったし、第一、金はあまり問題ではなかった。
彼の第一の目的は金ではなかった。彼はプロ野球やプロゴルフの選手を見ていると、彼らがアメリカという日本よりあきらかにレベルの高い世界があるのに、どうしてそこへ行って本格的に戦おうとしないのが不思議でならなかった。彼は満足できなかった。彼らは日本でプレーしても五千万も六千万も稼ぐが、それだけで満足なのだろうかと思うのである。日本国内で第一人者としてレースをしていたほうがあらゆる点で好都合なのに、わざわざヨーロッパに出かけて行ってF3000に挑戦したり、実現するとは思えなかったF1ドライバーになることを目標にして努力してきたのは、すべてそのためだった。より上の世界で自分がどれだけのことができるか知りたかったのである。」

(海老沢泰久「F1-走る魂」文芸春秋文庫14Pより)


この狂おしいまでのプラス発想を超えた欲求は、どれだけのエネルギーと摩擦をもたらすのか、当時のことを考えただけでも大変なものだったのではないか、と思うのです。

しかし、彼は、海老沢氏のインタビューに対して、このような言葉を語っています。

「おれは自分でも非常に運のいい男だと思うし、人も運のいい男だというけど、でもおれがF1ドライバーになれたのはそれだけじゃないと思うんだよ。だって、レーシング・ドライバーなら誰だって一度はF1ドライバーになる夢を見るだろうけど、ほかの人には絶対にその可能性がないんだからね。なぜかというと、ほかの人はそのためのアクションを何も起こしていない。なりたいなりたいというだけでさ。でもおれは、運はいいと思うけども、運を天にまかせてはこなかった。やっぱり、目標に向って努力してないと運はこないよ。だから、人間の生き方というのは、そのときそのときのできごとは無関係のように見えても、じつはずっとつながっているんだと思ったね。八二年にロータスのF1カーに乗ったことだって、あとになってみるとやっぱりあのとき一生懸命やったことは意味があったんだよ。」

(同著104P)


F1ドライバーになるために、英語を学び、体力を三十路を超えても鍛え続け、人任せにならないために、中嶋企画という会社も立ち上げ、スーパー・ライセンスのために、日本だけではなく、ヨーロッパF3000にも参戦する-

当時、必要と考えられることは、全てやりつくし、F1のテストで乗らないかと言われれば、何を差し置いても乗り続けた中嶋さん-


彼は、別の言葉でも語ったことがあります。

運というのは、どうも頭の上をびゅんびゅんと飛び越していくもの。だから、まず手を伸ばさないと、絶対につかめない。

待っていれば…という人も多かった。けれど、手を伸ばさないで、自分のところにくる運なんて無い。

手を伸ばすこと。つかめなくても伸ばし続けること。これがなければ、自分のしたいことを実現することはできない。


ワタクシたちは、手を伸ばしているだろうか?
伸ばし続けているだろうか?

運は、誰かが運んでくれるもので、偶然だとは思っていないだろうか?

全てが繋がっている。繋がっているから、そこかしこにある「運」は、自分で呼び寄せるものではないか。

とすれば、細かい気づきをワタクシたちは忘れていないか。


いつも、彼の言葉は、ワタクシを導いてるものの一つであり続けていますね。


F1ドライバーになったから、彼の価値があるのではない、と思います。

その後の彼の活動を見ても、それは思えるのです。

彼の本当の価値は、正しく、「原因となる自分を創り続けていくこと」を教えてくれていたことではなかったか、と最近特に思うんですね。

人は、闇雲に簡単に「感動」と言う言葉で彼を見ていたように思います。

夢を実現している彼が、羨ましいとか輝いて見えたとか、そういう目が多かったのではないか。

でも、本当は、彼が身を以って教えてくれたのは、そんな表側の華やかさではなかったように思います。


彼に憧れを持つワタクシたちの世代の人は、実際多いと思います。

でも、彼の偉大な功績ばかりに目が向き、彼から教えられている最高の宝をみすみす見逃している人の方が、ワタクシを含めてずっと多いのではないか、と最近思うようになりました。


例えば、近藤正彦さん。
彼の活動の凄さを一体どれだけの人が分かっていたのか。

ワタクシだって、あれは有名だからできるのでは?と思えましたよ。

しかし、続けて続けて、しかもまだ前進してレベルアップし続ける…どれだけの想いや情熱があったのか。

彼が今やっていることは、これまでのレース活動とは異質の、もっと高度な次元に立つ活動です。

詳しく説明するのは省きますが、彼が作ろうとしているのは、本当に別次元の目標です。

40代の人物で、あれだけの高い目標、広い視野、愚直なまでの行動、深い思いを持った人をワタクシは知りません。

彼らが、GT500で優勝できたのは、偶然のチャンスではありません。

既に、彼らの活動が、そのレベルを目指してきたことが結び付けられるところまできた兆候なのです。



別に有名でなくても、偉大なことをしなくても、誰でも「中嶋悟」を持っているのではないかなあ…ワタクシの中の「中嶋悟」を諦めているのではないかなあ…と常々振り返る、そして、強く振り返る今日この頃です。
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by uneyama_shachyuu | 2007-09-29 11:30 | 我が逃走(笑)

第一印象は…

現在、皆さんもご存知のとおり、ミャンマーで軍事政権に対して市民の抗議デモが繰り広げられているそうです。

日本人ジャーナリストも、一人亡くなっている。
あの映像では、直近から打ち込まれたのは、ほぼ間違いあるまい、と思います。

日本のせいだ、という人もいる。
軍事政権VSスーチーさんではみえてこない複雑事情 ミャンマー(ビルマ)の政治情勢 - [よくわかる政治]All About

さてさて。
今回の暴動の原因は、直接にはガソリンの値上げが五倍にも及んでいるとかいうことですが、本当は、軍事政権トップの娘の結婚式の模様が、ネットに流れ、国民皆が辛抱に辛抱を重ねている時に、まるで貴族階級のような暮らしを政権中枢の人間たちだけで謳歌しているということが、爆発の引き金になったとのことですね。

ところで。
あの映像、ご覧になりました?

これとか
これとか
これなんか。

報道では、ダイヤに埋もれた夜とか何とか報道されているけれど…

確かに、あの宝石は豪華です。
しかし、宝石なんてものは、原価がわからんし、鑑定に出してみたら、たいしたことはないなんてこともザラにあるものなので、なんとも言えない。

しかし、あの映像は、確かに政権の腐敗ぶりを如実に知らせてくれている。

なぜなら…

皆さん、あの花嫁の第一印象、いかがでした?

ワタクシ、宝石なんぞよりも、ずっとそっちのほうが気になっていましたよ。

だって…

「顔、『まる』っ!!あの関根麻里よりもまるっ!!どっから切っても真円にしかならん!」

…やれやれ(笑)。

しかし、ミャンマーの市民に、あの隠れた首らしきものにネックレスをはめるがごとき無様さまで、まるまるした人がいたでしょうか?

あれこそ、あの体形こそ、まさに極端な格差とおもえましたけどね(汗)。


さてさて。
ミャンマーよりビルマの方が言いやすい、年よりじみた、うねでした(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2007-09-28 22:10 | 時事

一つの判決の結果。

いやいや、本当にお久しぶりになってしまいました。

今、様々な事が静かに進行中で、見守りつつ、進めているところです。

久しぶりだから長いよ長いよ!(笑)
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by uneyama_shachyuu | 2007-09-23 10:59 | 時事

あれは『ボール』

最近、なぜだか今頃になって…というより、この期におよんでまだ議論になっているのか、ワタクシの周りでも問題になっていたので、書いてみようかと思いました。

それは、広陵対佐賀北・甲子園決勝のストライク判定問題です。

…今でも議論があるというのがバカバカしいと思うのですが、それだけ色々とあるらしい。

特に、四球押し出しの場面のストライク・ボール判定には、様々な考え方があるけれど、大抵は、「あれは『ストライク』だったんじゃないの?酷い」とかいうもの。

今、大学からのインターンの一人が言うけれども、彼まで考え方に偏りがあるのにビックリして、ワタクシは絶句してしまった。

とにかく、他の様々なメディアでもこの問題が今でも取り沙汰されているのを見て、疑問に思えてならなかったのです。


結論から言わせて貰えば。

あれは、「ボール」です。あくまでも。

あれは、広陵側の自分勝手・得手勝手な思い込みに過ぎない。

まず、一つ目。
ストライクは、『ストライク』だからストライクとなるのではない。あくまで『審判のストライク・ゾーン』が『ストライク』である、という基本を履き違えていること。

これは、傲慢と言うか何と言うか、仮に不満が正当化するとしたら、ストライク・ボールの判定がバラバラであるような場合だけと言える。

だから、勝手に自分たちでストライク・ゾーンを設定してゲームに臨むという事態、そもそもスポーツとしての野球に対し、基本的な考え方に誤りがあったということです。

事実、広陵側は、あのエース(「ボール」と判定される度、ニヤニヤしていて鼻持ちならなかったが、その態度からも自分中心の考え方が透けて見える)の変化球については、絶対の自信とやらに取り付かれ、妄想的でもあったと言わざるを得ない。

簡単に言えば、甘ったれ根性でしかない。

だってそうでしょう?
この判定は、ばらつきのミスの問題ではない。
このコースは『ストライク』とは判断しないという審判の基準にいちゃもんをつけて、ストライクと言わんかい!ボケ!と凄んでいる、某関西系球団の発狂的関西人ファン達と、さして違わない(笑)。

今回の審判は、ばらつきがあったわけではない。だから、全く問題なし。

大体、同じストライク・ゾーンで戦っておいて、自分だけ不利に扱われたように言うのは、負け犬の遠吠え以外の何物でもない。

佐賀北も、同じコースで戦っていた事実をお忘れなく。

だから、「あのコースは取らない」ということを確認したら、良いバッテリーなら作戦そのものをその場で変えてくる。

彼らには、それが出来ないような考え違いに取り付かれていたのが敗因だったのでしょう。

名門の自惚れですな。



二つ目。
キャッチャーの指導がなっていない。

簡単に言えば、キャッチャーの捕球技術は酷すぎたのです。

ゲーム中、ずっとそう思いながら見ていました。


野球のストライク判定には、アメリカと日本では、ちょっとした違いがあるのは、余りにも有名です。

簡単に言えば、ホームベース上(※アメリカは、内角が狭く外角が広いというが、それも審判次第。内角もしっかり取っている審判も多く見かける)の『ストライク空間』をいかに通過したか?がストライク判定の基本であるのは間違い無いのですが、日本は、アメリカよりもずっと厳しいのは、終点(キャッチした地点)の位置も見るという伝統があるのです。

だから、日本では、キャッチャーの捕球技術の基本は、取った位置からみだりに動かさないように止めるという事なんですね。

しっかり止める動作をするなら、横は、まだ少しなら構わない。しかし、上下はタブーなのです。

楽天・野村監督も、その他のキャッチャー出身監督・コーチ達も、必ず言っていることで、語るのもバカバカしい事です。

しかし、広陵のキャッチャーは、どうだったか?

最初から最後まで、全てのボール、特に低目のボールについても上からおっ被せるように捕球し、上に大きく引き上げていたのです。

あれでは、全部低目のボールを「低すぎるボールだから誤魔化しました」と取られて『ボール』と判定されてしまうのです。

実際、プロでも若いキャッチャーは、同じようなミスをすることが往々にしてあります。


最近になって、あの当時のルポを見たら、主審をやっていた人は、「キャッチャーは下から引き上げていた。あれは『ボール』です」と自信を持って語っていたそうです。



ワタクシは、あの時、しっかり見ていましたが、ワタクシも同じように判断していたと思いました。

だって、あれでは「誤魔化しました」とでも言わんばかりの動きをキャッチャーがしていたからです。


原因は、彼ら自身の中にあるのに、彼らは自意識過剰にも未だに気が付いていないのでしょう。

必ず、このしっぺ返しは来ますよ。自分の人生で。
だって、「悪いのは審判だ」と思い込んで生きていくんですから。
野球人生でも、間違いなく同じような場面が来てしまいますよ。
自分で、その不幸を招くと思いますよ。

…まああの監督にしてあの暴言(審判がどうのこうの)ですから、生徒たちもそういう考え方になるわな(笑)。
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by uneyama_shachyuu | 2007-09-09 12:06 | 時事

一週間ごとに。

またまた日にちが開いてしまいましたね(汗)。

どうも最近は、一週間ごとに書いているようです。

いやいや!イカンイカン!


さて。
最近、事件だけが立て込んでいる状態です。

でも、そんなときに、LEC大学のインターンを受け入れています。

若々しい力が入ってくると、現場が力強くなりますね~。

…彼らを如何に笑わせるか?が、ワタクシの使命のようですが(大笑)。

一人は司法試験組。もう一人は司法書士志望。

しかし、そのどちらにも通用するような事件があったので、その面では彼らは幸運というべきでしょうね。


さてさて。
本格的に新サイトができ始めました。

事務所のページは、デザイナーさんにお願いしています。
今回は、これとは別に「商品」でもあるサービスごとにサイトを立ち上げる計画で、事務所ページとの相互リンクも行うものです。

で、ワタクシは、今、その一番目のサイトを作っている最中です。

ですが…
先日来、周辺の方々から「ぎょっ?!」と驚かれる始末(汗)。

というのも、このページだってデザイナーさんに作っていただく事になっているのに、既に形に仕上げて原稿としてお送りするヤツは、通常皆無だから。

デザイナーさんのために、自分でテンプレートを作成。全体のページ構造を設計して、このままでもまあ我慢すれば出せるという程度までデザインして、中身も書き込んでいます。

しかし、出入り業者さんやデザイナーさん(互いに知り合い)が読むと、かなり出来上がってしまっていたので、驚いたとの事。

こういうことをするヤツは、大抵自分でやるから、そもそも依頼なんかしない、してもデザイナーさんがやる事が大幅に減る、ということだそうで。

…どこがだ(大汗)。
この田舎臭いサイト、何とかして(涙)。

ワタクシとしては、CSSを使ったカッコよくて、しかも中身も迫力ある広告が欲しいので、デザイナーさんのお力が特に重要なのですが(汗)。

その為に、原稿の繋ぎ合わせで時間を浪費してもらいたくなかったので、デザインに集中できるよう、一応の形にしただけなのです。

まして、田舎臭~いデザインなので、もっともっと何とかしてもらわないと!

でもまあ、リップ・サービスであるにしても、人に褒められた事がないので、ちょっと嬉しい。


ところで。
何ゆえ彼らが驚いたか?そして、呆れたか?は、自分でデザインしているだけではなかったのです。

そもそも、ワタクシ。
CSSはおろか、HTMLすら全く知らないのに、出来上がったサイトは、一見すると、CSSを使っているかのように見えるよう仕組んでいたからです。

だから、短期間にCSSをマスターしてデザインしたのか?!と驚き、ソースを見て「…おいおい;;」と呆れたということだったのです。

…まあ、悪質な悪戯ですな(笑)。

でも、CSSを学ぶ時間が使えない以上、デザイン上での妥協点を少なくするために、ソフト(特にこの場合テーブル使用のデザイン)をとことん使いこなして、テキストで打ち込むようにして、イメージを原稿としてお送りするには、このような方法しかなかったのと、CSSなんか覚えるのに時間を絶対使いたくなかったので、「CSSを使いこなしているかのように見せかけるコケオドシ」サイトをワープロのように作れないか?という命題への、自分なりの挑戦でもあったのも事実←さすがに、この動機には呆れと賞賛が入り混じっていたようだった(笑)。

で、分かった事は、ワタクシが追い求めている程度の事は、テーブルでも何とか作れる、ということでした(笑)。


デザイナーさんも、何とかワタクシの「情熱」を認めて下さり、「自分の能力の全てをかけて、いいサイトを作ります!」と言って下さっています。


ホンマ、頼りにしてまっせ~。



※もしも「見ても良いぞ」と仰る奇特な方は、メールででもお知らせ下さい(またはmixiでも)。
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by uneyama_shachyuu | 2007-09-08 22:13 | 小人閑居