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弁護士が落とし穴;;(加筆)

麻木久仁子氏と大桃美代子氏の問題…

まあ、事態はきわめて下らない話ではあるんですけど、ちょっと興味がある点が。

麻木氏が弁護士を立て、あのようなおバカさんな行動に出た事が、かなり意外でした。

弘中惇一郎弁護士は、あの小沢氏の弁護士を務めているとの事でしたが、これまたよく分からない、負け必至の行政訴訟(※検察審査会の議決と強制起訴について違法であるとの理由で差止めを求め、結局最高裁判例となって合法が確定してしまった;;未来の司法試験受験生の頭を悩ます判例が一つ増えたが…まあ対した判例でもないけど(笑))で時間稼ぎをしたりする人。

あの村木厚子氏の無罪を勝ち取ったとはいえ、あれって弘中氏の能力かどうか?と言われれば、自白を迫られた他の官僚たちが反撃してくれたお陰で形勢が「勝手に」逆転してしまった、という印象も拭えないし(ただし、その状況となった時に、それを利用する手腕はさすがな点だろう)、正直、変わり者という印象が強い。

今回、麻木氏の会見で目立とうとばかりしている感じがあったけれど、何よりも「コイツ、バカか??」と思ったのは、わざわざ平成8年の最高裁判例を挙げて「違法性なし」の主張をしてしまったこと。

このような事態になった場合、①嘘をつかず、②平身低頭、③なるべく自分だけは正しいなどという主張はしないこと、④余計な事は一切しゃべらないこと、というのが鉄則なんですけどねぇ(汗)。

事実、後で嘘がばれた麻木氏は、はっきり言って「汚ねぇ女」の印象が広まってしまった感じがしてなりません。自分の人気に対する自惚れもあったように感じました。大損こいただけではなく、そういう自分に気がついているのでしょうか?

結局、不倫を知りつつ略奪婚をしていた事だけがばれてしまいましたね。

こうなると、おそらく弘中氏を出してきたことが裏目に出てしまいます。

※本当に「沈黙は金」。相手に話させるだけ話させておいて、後で捻り返すのが一番手っ取り早い。普通に有能な弁護士ならそうする(海老蔵の弁護士たちの行動が典型)。弘中センセは、企業間での争いや有名人の名誉既存事件、刑事弁護には長けている(少なくともそのような顔をしている)ようだが、このような醜聞の弁護はさてさて?ワタクシには疑問だな~。というのは、事態を完全に把握していない段階から、「法律問題」にしてしまうと、足をすくわれるばかりか、このような有名人だと、弁護士を立てた事で逆にがんじがらめになってしまい、打てる手段が少なくなってしまうのだから。事実、ワタクシの実務においても、弁護士さんたちと打つ手の手順を考える時に、弁護士が出て行くタイミングをよ~~~~~く考えている。最初から出て行くと、これは「あ、そーゆー態度か。じゃ~一発大砲撃ったろかい??」となってしまって、弁護士を立てた側にとって事態が急速に悪化してしまうことも少なくない世の中なのだわ。今回の場合、最初から麻木氏は不利と見ている。弁護士が、わざわざ平成8年(3月26日)の判例(※この平成8年前後2年くらいは、他の論点においても何故か重要判例が噴出している)を出してしまった。バカだね。この判例は、出た当初、予想されていた事ではあったので、それなりの評価がある反面、下手を打つと、「不倫」をした側にとっては退路を断ってしまう判例なのだ。というのも、相手方の婚姻関係の破綻を完全に立証できない限り、原則(判決理由中に挙げられているのは昭和51年の判例だが、この手の判例は多い)に従い、故意または過失がある場合は、「不倫」をした者どもは不法行為責任を負うことも確かだからだ。例えば、今回の判例の事例のように既に別居していたなどの時期が明らかである場合はともかく、大桃氏のように、離婚を告げられた時期も離婚時期も相当に遅く、仮に別居を経ていない場合などは、これは地獄の立証になってしまう。つまり、あの会見において、麻木氏側は、「不倫」開始時期を自ら明らかにして論点を明確にしてしまったために、大桃氏の反論如何によっては、どんどん不利な情報を認めざるを得なくなってしまう。麻木氏側からの名誉毀損訴訟どころの騒ぎではない。大体ね?浮気をしたダンナなんて、争いの時になったら、浮気相手と自分とを天秤にかけて、軽~く手のひらを返してしまう。今回の場合もそう。結局ダンナは、麻木氏が「自分が結婚していることを知っていた」(かつ麻木氏も当時まだ結婚していた)という事実を簡単に認めてしまっており、加えて「大桃氏は破綻しているとは思っていなかった筈」と弁護までしてしまっている。あの弁護士がもくろむ「婚姻関係破綻時期」という論点のクリアはもろくも崩れ去り、単純に山路氏と麻木氏の共同不法行為の成立だけがはっきりしてしまった。バカバカしいことに、弁護士が麻木氏を追い詰めてしまう事態に発展しかねないのだわ。弁護士を含む代理人は、刑事だろーが民事だろーが、依頼人に情報を正直に言わせて把握するまでに、手の内の一部たりとも見せるべきではない。自分が打った手によっては、訴訟上でも落とし穴を掘ってしまうことも多いし(うちでも相手方代理人が依頼人といい加減なコミュニケーションのとり方をしてしまったがために、自惚れてバカバカしいほど基本的な訴訟上の原則を簡単に破ってしまい、依頼人を窮地に陥れたヤツがいた)、更に、この手の心情に基づく争いでは、火に油を注いでしまって収拾がつかないことにもなりかねない。今回の場合、大桃氏が確かに子供じみた行動をしたのは確かだが、その後の正直さにおいて麻木氏に勝っている状態になってしまったがために、余計に麻木氏の印象は悪くなってしまう。最初に「合法だ」などと言った弁護士が、依頼人に落とし穴を作ってしまった印象も強い。


他山の石ではなく、目の前の巨岩と考える例でした。
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by uneyama_shachyuu | 2010-12-26 08:21 | 法律

もう今年も

2010年も、残すところ一ヶ月もありません。

楽しみは、もはや坂の上の雲しか残っていませんな(笑)。

今年は、何もかもの残務整理に追われ、何か新しい事をしようと思ってもできませんでした←その割には、シルビアの大改造があったのですが(汗)。

来年こそは…

…と。

クリスマスが残っていたか。

ケーキを食べられる大義名分が(大笑)。


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by uneyama_shachyuu | 2010-12-05 15:04 | 小人閑居