歴史は、消せない。
ああ。
あの日航機墜落事故から、もう20年も経ってしまったのか…
あの時、ワタクシは、中学三年生だった。
とにかく、事故の凄まじさに驚いた。
何しろ、520人以上の方々が亡くなられた。
今日は、この事故についての特番が二つもやっている。
しかし。
この事は、とても大事なことだろう。
何しろ、国は、事故の資料全ての廃棄を命じ、それに反して資料を世に広めた人たちがいたのだから。
歴史は、決して消せない。
今もまた、何かを我々に訴えている。
特に、ボイス・レコーダーの中身だ。
駄目だねぇ!
この歳になると、涙が出てくるぞ!
手足を縛られて、アクセルだけで運転しろ!と言われたら、皆さん、どうだろうか?
機長と部下の声を聞くと、凄まじい。
本物のパイロット、本物の男だねぇ。
四つの油圧系統全てが、破壊。
運転できる筈も無い。
文字通り、ジェットエンジンの上げ下げだけで飛ばす…
車輪を下ろす。
これだけ。
不可能である。
しかし、彼らは、方向転換すら行った。
高度を下げた。
もう、奇跡だと言って良い。
彼らでなければ、多分、もっと早く切り揉み状態で墜落していただろう。
彼らを死なせた原因は、未だに不明と言って良い。
当時の事故調査委員会が、アメリカに尻尾振って、いい加減な結果を出したからだ。
ボイス・レコーダーの中身を聞けば、異常さがよく分かる。
それと共に、彼らが、パイロットとして、人間としての限界を極めていたと思う。
それでも、パイロットたちのご家族に嫌がらせをしたバカどもが居たそうだ。
彼らパイロットと同じ事をしてみろ!と言いたい。
尼崎での脱線事故もあった。
事故は、多分、無くすことは出来ないのだろう。
今でも、クルマを運転していても、自分にも起こるかもしれない、いや、「起こして」しまうと思うことが多い。
事故は、全て原因がある。
人が原因のものは、出来る限り無くすことも出来る筈なのだ。
改めて、亡くなった方々へご冥福を祈ろう。
by uneyama_shachyuu | 2005-08-12 20:09 | 小人閑居