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久しぶりに書いて見よう。

時事問題について、あまり書こうとは思わなかった。

というのも、ワタクシも人間、それも日本男児の端くれとしては、やはり国の事を悪く言われれば、それだけ反発もしたくなると言うもので、感情的に、そのような事柄を話したくは無かったのです。

…その割には、今まで散々ワタクシのオリジナルな変わった感性に拠る解釈ばかりを述べていたようにも思えるが(笑)。


さて。
書きたいと思うのは、ワタクシにとってはタブーに等しいお隣・韓国の話です。


皆さんは、いわゆる韓流ブームとやらに乗っかっていたのでしょうか?

ワタクシは、ほぼ最初から冷め~た視線で、どちらかというと呆れて見ていました。

というのも。
韓流ブームで話題になっている作品群は、ワタクシが子供の頃に見ていた、もしくはごく最近までやっていた昼の連ドラに見られる、古~いドラマ世界以外の何物にも映らないからです。

うちのクソババアも嵌っていた『冬のソナタ』など、一体どこがいいのかさっぱり分からないままでした(汗)。

前半は見ていたけれど、後半は見れたものではなかったと思うのだが(大汗)。

で、ワタクシは、韓流ブームとやらにしっかり乗り遅れたのでした(笑)。




で、です。
この韓流ブームが、皆さんの目を曇らせているのかもしれない、と思うのです。




例えば。
拉致問題。

お隣さんは、どうも日本側と違って熱心ではない。
皆さんも、違和感があると思う…あまり無いかも知れないが(笑)、少なくとも、「何故だ?」とは思うはず。
さて、一体何故なんでしょう??

一般的に思えるのが、日本人だから酷い目に遭えば良いという感情が働いている、というもの。

確かに、そういう面もあるでしょう。
しかし、主な理由はそれではない。
それは…

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の親北政策

これの影響に尽きる。

盧武鉉さんが、一体どのようにして大統領になったのか?は、大変長くなるので、すっ飛ばします。これにも、本当は、今の原因があるんですけど、長すぎるのです(笑)。

問題は、彼が、反日のみならず反米姿勢、翻って親北政策を推進してきたという事なんです。

皆さんは、親日反民族法というのが、今の勧告で吹き荒れているのをご存知だろうか?

簡単に言えば。
戦前、『親日的であった』と認められる人を糾弾するための法律で、極めて前近代的なもの。

これは、野党のハンナラ党と党首・朴槿恵(パク・クンヘ)代表(※現在は離任)を政治的に葬り去る為のものだったとも言われています。実際、襲撃された上に退任していますから(※彼女の父は、暗殺された朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領)。

これは、政策の一環に過ぎない。
大統領がかかげ、本気で推進して来たのは…

極めて北寄りの制度での南北統一

なのです。
つまり。
彼が、今、韓国で行ってきたのは、異常な程の共産化推進による南北統一なんですよ。

今、韓国では、反経営者・親労働者と言える政策を採り、また、北側の要求で、スパイ活動防止関連の法律を廃止してしまっています。

一方、韓国では、急速に、『大人』金正日像が広まっている状態で、北に対する警戒心が無くなっていたのです。

要するに、一事が万事、北寄りの南北統一なんです。


金大中氏が始めた太陽政策は、南北統一というよりは、ワタクシが感じていたのは、安全保障の外交政策の一環という感じだったと思います。

しかし、現大統領のものは、盲目的に共産化するのと同時に、過去から現在の問題まで、全て『反日』で乗り越えようとするものに過ぎないのです。

で。
国民性として、何しろ『反日』ですし、報道もこれをあおる傾向が強い。

ただ、新聞については、現政権への批判は強いが…



このような政策を推進した上で、実際は、IMF危機後、悪化する経済については、分配を優先し、経営を抑え、結果的に更なる悪化を招いてしまった。

そこで、反日行動を推奨するという悪循環に陥っている。



(※前から韓国の新聞サイトを時々読んでいて、最近、特に調べていたのだが、久しぶりに呉善花氏の著作を見て、調べなおすと驚くことがある。自分達では、『世界10位の経済大国』などと言っているが、韓国国内の経済状態は、おそらくどの国も想像していない程、悪いと言って差し支えないようだ。日本では、殆ど使われないし、日本人にはあまり意味を成さないと思われる指標の一つに、国民1人あたりの国民所得(国民総所得;GNIの事。海外からの労働者賃金までも反映されるからか、あまり使われない)があるが、韓国では、何故かこれに強く執着している。『分配』が上手くいっているかどうかの指標にしているのだろうか?そして、わざわざ韓国の新聞で教わり、調べて見ると、日本は、世界で7位で、およそ3万7千ドルになる。こちら(外務省)これに対して、韓国はと言うと、1万6千ドル台になる。しかし、ウォンに直すと、ここ二三年殆ど伸びていない事が分かる。呉氏も、韓国の人だから、この指標を使い、研究するのは仕方ないが、同じ基準で考えないと、やはり思考が滞るので困る。また、彼らがよく使う言葉・考え方として分配があるが、日本ではこれを殊更強調する事も少ないように思える。やはり、権力・経営者・資本=悪という考え方が、どこか強すぎる感じがしてならない。)



とにかく。
今の韓半島が、北一辺倒であるのは、間違い無く、このまま共産党になってしまうの?!と、各国から疑われても仕方ない状態なのです。

更に。
ちょこっとだけ書いてありますが、大統領府は、こぞって異常な反米政策を採っています。

現在、駐韓米軍は、どのような立場にあるのか、ご存知でしょうか?

元々、駐韓米軍は、一応「国連軍」という事になっているらしい。
だから、今の韓国には、「韓米連合司令部」と「国連軍司令部」があるようです。

…ここのあたりから、ワタクシとしては、どれだけ調べても何だかピンと来ないのですが(汗)。

で、です。
今の政府は、米軍に国防の全権を返せ!と要求しているんです。

でも。
実は、無茶な要求なんですよね。

というのも。
今の韓国には、全土を賄う国防費も無ければ、軍事的な実力も殆ど米軍頼りです。

それなのに、韓国政府は、米軍流れの情報まで北朝鮮に教えてしまったというから大変です。


こんな状態なので、アメリカ軍からは、「今後の国防体制をどのように行うつもりなのか?」と言って問い質され、各国の大使からは、「孤立している国」と面と向かって言われ、更に、日本の大使からは、「信用されていないのでは?」という失言まで飛び出し、大問題になった。




皆さんは、韓国新聞に、どれだけ『日本』という文字が出ているのか?をご存知でしょうか?

あれだけ嫌っているのにも関わらず、実際は何かに付けて『日本』『日本』!なんです。

つまり、批判(※最も多い)だろうが、比較だろうが、賞賛(※思ったよりもある)だろうが、分野を問わず何でも『日本がどうだこうだ』なんですよ。

いえ、本当に。
在日系新聞は、日本批判一辺倒で、しかも、「韓国政府って最高~♪」的なものしか流していないのに対し、韓国国内新聞は、温度差こそあれ、政府への批判と、何かに付けて『日本』という書き方は変わらない。

日本国内の事も、日本の新聞に準ずる程度、報道される事も多々ある。それと韓国を比較するのです。

最近は、中国も多くなってきましたが、それも、日本に比べたら数十分の一にも満たない。


つまりね。
韓国は、『日本』に極端なまでに関心があるのです。


ところが。
日本の報道では、ここ数年の間で見ると、少しは扱うようにはなってきたけれど、基本的には、韓国の報道は殆ど無いのが実情でしょう。

皆さん、実際に、韓国国内の実情なんて、新聞で読んだ事も無いでしょう?テレビでも同じでしょう?

ドラマその他の芸能面では、確かに増えたと言って良いと思います。
しかし、その他の分野では…韓国の新聞の『日本』の数から言えば、圧倒的に少ないし、使われるとしても、『韓国』という文字、言葉に対しての思いは、あちらでの『日本』へのそれと比べて、かなりテンションが低く、思い入れが殆ど無いというのが本当のところでしょう。

とどのつまりは。
日本人は、押しなべて『韓国』への関心が低い。もしくは、殆ど関心が無いのが現状です。
韓国側とは、あまりにも違うと言っても過言ではない程です。


でも、これは、あまりにも問題が大きくなっている気がする。
というのも、関心が無いのは、実は、何も日本だけではない状態になっているからです。



こんな情勢が、今回、全世界に露呈してしまった。



北朝鮮ミサイル問題で、ついに、国連の『非難』決議が出たのは、皆さんもご存知ですよね。

問題は、この非難決議が出る前後の「韓国」のあり方が大問題なのです。

そう。『大』問題。

完全にのけ者だったからです。



先日、小泉首相が訪米されました。
エルビス・プレスリーがどうとか…が話題になりました。
しかし、ここで、最近になってやっと報道された事があります。

ブッシュと小泉さんが、『今後の北朝鮮戦略』を語り合ったという事です。

この時、小泉さんは、「強攻策は、私は採らない。『次の首相』の時に考える事でしょう」と語り、その名前も語ったと言う事でした。

名前は…ご想像にお任せ致します(笑)。

とにかく。
日本とアメリカは、この時既に『ミサイル発射』への対応策と、将来への展望を語り合って、意思が合致していたのです。

この事に対して、『当事者』たるべき韓国には、相談はおろか、一切何の連絡も行われなかったと言うことが後ではっきり韓国にも分かり、政府に大変な動揺を与えたようです。


このように、着々と手を打っていた日本政府は、ミサイル発射に対する情報収集とその後の行動についても、韓国に比べて数段速く収集・行動していたのも、見逃せません。

発射30分後には、準備万端、安全保障のための会議召集が決定し、その後の危険情報も、自衛隊のみならず、米軍の緊密な連携で、逐一瞬時に政府に伝わっていた状態でした。


これに対して、韓国の採った方策は、正に愚策としか言いようがありません。

まず、ミサイル発射については、北朝鮮が北朝鮮船籍の漁船に避難勧告を出していた情報を知りながら、あえて握りつぶし、次に発射の情報についても、アメリカから(意図的に?)遅れて到着したきらいはあるものの、テポドン発射まで官邸に知らされなかったといいます。何でも、テポドンが一番大きくて危険だからという理由かららしいが、理解できん!ノドンやスカッドの方が、韓国にとって一番『現実的な』危険じゃないのかね?と言いたい。更に、その後の政府の行動は、行動が遅い遅いと言われる日本と比べたら、寝ていたも同じようないい加減さ。最終閣議に至っては、日本側よりも既に3時間も遅かったという…

そして、最大の愚策は…

「『夜も開けきらん』うちから騒ぐほどの事か!慌て者め!過敏過ぎるわ!」

と言わんばかりの非難の声を上げた事です。
これで、国際社会で、北朝鮮側の国という認識が、余計に広まってしまったようです。発射直後にも関わらず、あまりにも危機意識が無く、尚且つ、今の国際社会でのテロに対する行動様式を全く知らないもの、と受け取られても仕方ないでしょう。

…この結果でしょうか。

韓国は、日米間のみならず、中国・ロシア間は言うに及ばず、他の理事国大使なども相手にしてもらえず、国連内部ですら『完全無視』状態に置かれるのです。

日米提出の議題内容も、国連で提出される寸前、政府外の筋からやっと手に入れた状態で、フランス・イギリスが仲裁に入る事も知らされず、僅かに、中ロが出す非難決議案に「賛成してね」と内容も知らされずに言われた程度だったのです。

つまり、本当の蚊帳の外だったのです。


で。
国連での日本への協調の強さに驚いた韓国は、国内世論への対策もあって、一応は「遺憾」という発言はしましたが、その後、この事に付いて、一切沈黙している状態です。

おそらく、これだけ北寄りの政策を採ってきた以上、北を切捨て、非難することも出来ず、日本を非難する事は、国際社会を完全に呆れさせる事に他ならず、板ばさみの状態に陥ったと言う事でしょう。

韓国国内では、「アメリカは友邦だから仕方ないが、日本とは対決しなければならない!」と豪語する政府。

…しかし、この問題で何について『対決』するのでしょうか?ワタクシには理解できませんね。

理解する必要は無い。
単純に、極悪日本のせいという、今までのやり方に逃げ込んでいるだけ。韓国の人達も、それは、今はよく知っているのではないかな?





今のところ。
『対決』に及んで来たと言う話は、一切聞いておりません。



現大統領は、「我々こそが韓半島問題ではリーダーとなり、ひいては、韓半島こそが東北アジア(※北東アジアの事)の中心になる!」と、就任当初の演説で叫んでいます。

ですが。
現状は、裁判で言えば、「ああ、『訴訟遂行が不可能』だな~」と判断されて、『当事者能力』を奪われた状態です。

リーダーどころか、「あら、いたの?」という具合かもしれない。

彼の演説とは180度も違い、距離もイスカンダルよりも遠い状態かもしれないですね。

by uneyama_shachyuu | 2006-07-19 06:17 | 時事