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ワタクシの「顔」。

ワタクシは、どこへいってもなめられる(笑)。

それは、たとえ電話で話しているだけの場合であっても、なぜか同じです。

ところが。
ワタクシの怒り方というのは、歳と共により粘度が高い、本当の意味で温度が高いものになっているんですねぇ。

最近、特にそう思う。


ワタクシが着任以後、特に取り掛かっているのは、今大流行のサラ金事件。

しかし、だ。
わたしゃ~金貸し大嫌い!


ヤツらは、過払い金とその利息について、利息はおろか、元金である過払い金すらまともに払おうとはしない!


でも、ジジイは、このタイプの事件については、和解のスピードを優先して、押しが弱い。

確かに、依頼人は、「返してもらえる分だけでも良いから、早く欲しい」という人が多い。

しかし。
和解とはいえ、主導権をあちらに握られたままになってしまう。



今日、そういう事態にワタクシ自身が乗り出した。

とある(※昔、沢山のおねぇちゃんたちが、金融とはどう考えても無関係な踊りを所狭しと踊り狂うCMで有名になったが、社長が盗聴騒ぎでとっ捕まった企業)という企業とのやり取りが、その舞台。

依頼人の履歴をTから取り寄せ、利息制限法で引きなおしてみると、今年の夏の段階で、実は20万ほどの負債元本が残る事が分かった。

ところが、それと同時に、9年前に一度完済していて、その時点で70万円ほども過払い金があり、9年ぶりの今年に取引を再開した時点で、何と30万円以上もの利息が発生し、依頼人には逆にTに対して合計37万円もの利息請求権があることも判明したのです。


しかし!
ヤツラは…

強引にも20万円の話ししかせず、それ以外は話をしないと言い出した!

計算をしていないジジイでは話にならないので、ワタクシが電話で対応に出た。

確かに、こちらの計算でも残債務として20万ほど残ると出ている。このことも説明した上で、9年前の時点で過払いが発生しており、それに対する商事利息6%を計算すれば、取引再開時点で、それなりの金額になるのは当然なのだ。

そのことも何度も説明しているのだが…

まず一つは、担当者がバカ。
まともに言っている事が理解できないでいた。

で、次に、理解できたら、今度は対応の言葉に困り、愚かにも、このワタクシに、理屈では通らぬゴリ押しに出た!
勿論、言い方は実に丁寧だが、これ以外では和解の話に応じるのは大変難しいなどぬかしおった。


…ここまで来ると、無論、ワタクシは切れる。
脳ミソの筋が切れる音を久しぶりに聞いた。

ただ、切れ方が論理的で攻撃的に過ぎない(笑)。

まず、やつらが言うには、「こちらで間違いなく引きなおしたんだから、この計算に『従って』話にするしかない」と言うこと。

「それは、そちらの一方的な解釈と判断であり、『そちらの内部事情』であって、こちらが関与し、また従わなければならないものでもありませんね。当然です。裁判所の判断ではないんですから。ワタクシども、当事務所でも、同じように残債務の存在は、ほぼ同額確認しております。しかし、それと同時に、あなた方にも利息債権を依頼人が持っている事も、あなた方の提出した履歴によって、これも明らかになっている訳です。これは、どんなアホウな法律家でも分かるものですよ。あ、それでもそうおっしゃる?宜しい、結構です。あなた方が本来、支払うべきものを無視し、ゴリ押しして一切お話をしないというのであれば、当事務所の方針と致しまして、『支払うべき過払い金利息を払ってもらえず、無理やりな和解を強要されている』旨、金融庁に報告せざるを得ないと考えております。こちらの権利は認めず、無理やり残債務のみを話にするという態度でいる現実を説明致しますが…あ、それが宜しいと言う事ですね。はい、分かりました。」

と、担当者の押しを言葉でさえぎり、相手の非を断言し、断定した上で宣言する、昔からのワタクシの論法と口調で宣言した途端、相手が絶句していました。

金融庁が、最も嫌うものの一つは、過払い金支払い拒否なのです。


結局、もう一度検討すると言っていたが、大人しい担当の割には怒っていたね(笑)。


しかしまあ。
この件については、ワタクシが最後まで交渉せざるを得まい。





こんな事件が、昨今多い。

Sファイナンスなどという会社は、取引終了後、たったの三年で、取引履歴を処分しやがる!

その根拠条文として、貸金業の規制等に関する法律施行規則第17条1項だった。
↑これ、ちょっと古いので、法令データ提供システムで検索してみて下さい。

…ここも喧嘩したなあ(笑)。

まあ、根拠があり、金融庁も引き下がっているので、今回は引き下がったが、今度巨額の過払いが出たら、利息も含めて一円もまけてやらんからな!!(怒)



…これ以外は、普段の優し~いワタクシのままで仕事をしていま~す(笑)。

by uneyama_shachyuu | 2006-09-12 18:56 | 司法書士編。