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よく分からない「お隣さん」

よくは知らなかったのだが、アジア大会で日本野球チームが韓国にサヨナラ勝ちしたそうです。

ところが。
韓国では、これがかなり大きな問題になってくるかもしれない、というのです。

朝鮮日報

彼らは、「選りすぐったプロで、事もあろうにアマチュアに負けたとは!!」と怒っているというのです。

今年の春のWBCで、散々日本に勝ったのに、ここ一番で負けて、日本は世界一、韓国は…という結果が受け入れられずにいただけではない。

その後、相当バカにしていた台湾にもコテンパンで負けるようになってしまった事から、限りなく一位に近いアジアNO,2という自負を粉々に打ち砕かれた、という事なのだそうです。

ところで。
この中の記事で、気になる記述があります。

それは…

 各インターネットポータルサイトや韓国野球委員会(KBO)のホームページには、こうした韓国代表のショッキングな敗戦に対するネチズンらの非難が殺到している。
ネイバーのID「sebastin」は、「国家代表が日本のサラリーマンに負けるとは。野球だけで生活している人間が、ほかの仕事をしながら野球をしている選手らに負けるなんて、恥さらしもいいとこだ」と批判した。
(中略)ID「SoulFlower」は、「今後数10年間、日本に笑われても文句を言えないほどの出来事」と嘆いた。ID「ルドルフ」は、「これ以上国家の恥をさらすのはやめて、さっさと帰国しろ。野球中継のために、人気のない種目で頑張る選手たちの中継が見られないような不祥事があってはならない」と強調した。
KBOのホームページにも、「KBOと金在博監督は謝罪せよ。選手には兵役免除を永遠に与えるな」と怒りの声が相次いでいる。
ID「イ・ヒムチャン」は、「生まれてこの方、こんな屈辱は初めて。KBOは国民に対する謝罪声明を発表せよ」とした。ID「ソン・ユングィ」は、「韓国も最初から社会人野球チームを連れて行くとか。韓国にもっとましなプロ野球選手はいなかったのか。ああ、みっともない」とし、「日本人の笑い声が聞こえてくるようだ」と嘆いた。また「優勝を目指すより先に、兵役免除の対象となる選手を優先的に選んだように思えるし、監督はなぜ金在博なのだ。KBOは選手選抜規準を公開せよ」と要求した。(朝鮮日報 : 2006/12/03 14:31)



…。
ここまでお読みになって、何か変な感じ、しません?

実は、ワタクシ。
何と、アジア大会での日本チームの勝利をこの新聞で知ったのです。

そうです。
嘲笑うどころか、おそらく、野球に興味が無い日本人は知らないでいるのではないか?と思うのです。

調べてみますと、スポーツ誌ですら、こんなもの。

長野がサヨナラ3ラン/アジア大会

韓国対日本 サヨナラ3点本塁打を放つ長野(共同) <アジア大会野球:日本10-7韓国>◇2日◇ドーハ

 「手応え十分。打った瞬間に入ったと思った」。9回1死一、二塁から劇的なサヨナラ本塁打を放った長野(日大)は声を弾ませた。全員アマの日本が韓国プロ野球のオールスター軍団を力でねじ伏せた。

 韓国の誇る2人のエースを攻略したことが何よりも大きかった。4点を追う3回裏。今年、韓国プロ野球史上初の最優秀選手と新人王を同時受賞した「怪物左腕」柳賢振を攻略。打者一巡の猛攻で5点を奪った。相手の継投は早まり、今季47セーブを記録した呉昇桓を7回途中から投入せざるを得ない状況に追い込んだ。

「プロと試合ができるのは楽しみで、もう最高だった」。今年のドラフトで日本ハムに指名されたばかりの長野は興奮気味。「プロに勝つのは大変な名誉。選手も自信を持っただろう」と垣野監督。3大会ぶりの金メダルが見えてきた。

[2006年12月3日9時52分 ニッカンスポーツ]



長野劇的サヨナラ3ラン!韓国破る

韓国戦でサヨナラ3ランホーマーを放った長野
Photo By 共同

 ドーハ・アジア大会第2日は2日、アルラヤン球場でリーグ戦を行い、3大会ぶりの金メダルを目指す日本は、3連覇が懸かる韓国に10―7でサヨナラ勝ち。初戦のフィリピン戦に続き2連勝した。8回に2点を失って追いつかれた日本は、9回1死一、二塁から長野(ちょうの)久義外野手(21=日大)が右越えに3ランを放ち打撃戦を制した。

 劇的なサヨナラ3ランを放った長野は「手応え十分。打った瞬間に入ったと思った」と声を上ずらせた。全員がアマの日本が、韓国プロ野球のオールスター軍団を力でねじ伏せた。3回に4点を失うが、その裏に打者一巡の猛攻で5点を奪い逆転。今年、韓国プロ野球史上初の最優秀選手と新人王を同時受賞した「怪物左腕」柳賢振を攻略したことで相手の継投は早まり、今季47セーブを記録した呉昇桓を7回途中から投入せざるを得ない状況に追い込んだ。

 長野は日本ハムから4巡目指名されたが、意中の球団ではなかったことで一時は態度を硬化させていたが「プロと試合ができるのは楽しみで、もう最高だった」。アジア大会終了後に指名あいさつを受ける。この一発は3大会ぶりの金メダルを狙う日本と長野に大きな自信を与えたはずだ。
[ 2006年12月03日付 スポーツニッポン ]


押しなべて、こんなものです。
確かに共同通信記事ということで、偏りが生じるのも当然かもしれませんが、韓国の敗北決定直後↓と比べたら、実に淡々としたものにしか映りません。

アジア大会:韓国野球屈辱の日…アマ日本代表に完敗

まして、弱いと分かり切っている中国チームに対する勝利の方が、よっぽと感情的(笑)。



日本、中国下し3連勝-アジア大会野球リーグ戦
 日本-中国 2回日本1死一、二塁、野本が右前に先制打を放つ=アルラヤン球場(共同)
 ドーハ・アジア大会第3日(3日)野球のリーグ戦を行い、3大会ぶりの金メダルを目指す日本は中国に16-0で五回コールド勝ちし、通算成績を3戦全勝とした。日本は相手打線を無安打に抑える一方、植山(三菱ふそう川崎)の満塁本塁打など16安打を放って圧勝した。台湾、日本に2連敗の韓国は12-2でフィリピンに七回コールド勝ちし、初白星を挙げた。

(共同)

★打線爆発! 中国粉砕!

 韓国との激闘を制した翌日でも、緊張感を欠くことはなかった。日本は16-0の五回コールドゲームで中国を粉砕。「ここで変な試合をしたら、昨日のゲームが台無しになる。気を緩めずいけた」と垣野監督は満足げにうなずいた。

 日本といえば投手を中心とした守りの野球のイメージが強いが、今大会はここまで3試合連続2ケタ得点。うち2試合がコールド勝ちと強力打線が際立っている。この日も中国の軟投派左腕、陳俊毅をあっさりと攻略した。

 遅い球を強引に引っ張ることなく、徹底したセンター返しで打球が次々と野手の間を抜けていく。二回に2点を先制、三回は打者14人の猛攻で9点を奪い、一気に勝負を決めた。

 韓国戦でサヨナラ3ランを放った長野は二塁打2本を含む3安打&3打点。初先発の池辺も3安打と固め打ちした。五回に満塁本塁打を放った植山は「ボールの見極めとセンター方向の二点を意識した。ホームランも狙っていない。つなぐ打撃を心掛けた結果」と胸を張る。全員がアマチュアの日本が金メダルへ、また一歩前進した。


★継投で無安打無得点

 五回コールドゲームながら、日本が石畝、佐伯の継投で中国を無安打無得点に封じた。四回まで投げた石畝は初戦のフィリピン戦でも3回を投げ、1人の走者も出さなかった。抜群の安定感を誇る右腕は「思い通りにできている。テンポよく投げて、打線のリズムを引き出すことを心掛けている」と充実した表情だった。[2006年12月03日サンケイスポーツ]



そうですね。
最初に書きましたが、大方の日本人の正直な感想は、日韓戦などと強調してもいなかったし、はっきり言って興味すら無かったというのが本音では無いでしょうか?

…確かに、ゲームの内容を聞くと、プロとして余りにも不様と言われても、仕方が無いとも言えるのですが…


でも。
ワタクシには、もう一つ見えてきたものがあります。

それは。


韓国の日本に対する甘え。



韓国人は、日本を何かにつけて意識しているんですが、それは、異常なほどの甘えの精神構造なんですよね。

韓国の人は、親しい間柄の人ほど、よく甘えます。

かねてから問題になる事の多い呉善花さんなども書かれているし、韓国の方とお付き合いのある方々が異口同音に語る事ですね。

その精神構造を国家間でも民族全体で行っているように思えてなりません。


簡単に言えば、こうです。

「我々は、これだけ日本に関心を『持ってやっている』!『当然』、日本だって『同じくらい』関心を持っている『筈』だ!」

…。
違うんだけどね(汗)。

例えば。
韓国の新聞、とりわけ朝鮮日報では、東京の様子や、流行、場合によってはバーゲンの時期まで書いていたりします。

最近では、特に物価について書いている記事も多い。

勿論、政治状況も書いていますし、東京のみならずその他の日本の地域で起きている事まで、日本の新聞並に書かれていることも多く、何より、日本人の日常生活との比較記事がびっくりするほど詳細に分析されているのです。

日本側に関しては、それがまた当たっている。偏見が少ないのです。

ですが。
ワタクシは、韓国側については、比較できないから記事を読んでも判断がつかない。

そうです。
ワタクシたち日本人は、韓国の人たちの日常など知らないのです。

つまりは…

韓国人には意外に過ぎるだろうが、日本では韓国の事は関心が全く無い状態という事が、少なくとも報道上のウェイトでは明らかなのですね。

これは、日本から見るアジアについて全体的に言えると思いますが、それでも突出している感じがする。

確かに、知らんでも十分大丈夫とも言えるんですけどね(汗)。


朝鮮日報だけではなく、朝鮮の新聞・報道機関で、日本語のサイトがあるところを見れば、知らない人が見れば、あまりの違いに驚くと思うのです。

最近など、ワタクシは、外から見る日本として、読むことも多いです。そこには、日本では報道されない記事もあるからです。


ところで。
ワタクシは、このような韓国の思い違いによる不幸があるように思えます。

つまりは。
甘えです。

甘えと言っても、何も好意的なものとして書いているのではありません。
精神構造的な代名詞として、こう呼んでいるだけです。

例えば。
労組問題を挙げれば、分かりやすい。

韓国では、あれだけ酷いストや打ち壊しをやっても、恐ろしい事に、給与は全額支払われるのです。

ご存知でしたか?
日本では考えられません。

これも、甘えです。

雇う側は、『親』も同然。だから、『親』は、『子供』にどれだけ『駄々』をこねられたって、黙って許すのが当たり前という論理…論理と言うものであれば、ですが…なんだと思います。

儒教国家を標榜していますから。

ですが、これを国家でやってしまうというところに、韓国の不幸があるように思えるようになりました。

最近では、朝鮮半島の問題も、彼らは相手にもされず、勝手に他の国々が決めている状態です。

彼らが、「北東アジアのバランサーとなる使命が韓国にはある」と、自認していたにも関わらず、です。

『子供』以下の扱いなのです。

アメリカにも、この「甘え」の構造をぶつけ、作戦指揮権を渡して出て行け!と叫び、うんざりされて、共和・民主両党から見放されている始末です。

※その他にも、アメリカの友人から聞くところでは、韓国人(と同順位で中国人)には、既にビザ取得に「差別」すら出ているようです。「取らせない」のだそうです。



日本も、似たようなところがある。
少なくとも外交では。

韓国とは違い、孤立している感じらしいですけどね。

それも、変わってきているみたいですね。




とにかく。
新聞を見ていると、その国から見える国内と外国が見えて、中々面白いです。

by uneyama_shachyuu | 2006-12-04 00:08 | 時事