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時代は先進性だけではない??

このようなニュースが。

<DVDレコーダー>普及進まず 操作の難しさなどで敬遠か
3月3日19時13分配信 毎日新聞


 ビデオデッキに代わる家庭用の映像録画・再生機として普及が期待されたDVDレコーダーが、深刻な売れ行き不振に直面している。一時は次世代DVD発売を前にした一時的な買い控えかと見られていたが、年末商戦でも盛り返せず、最近では「操作の難しさや著作権保護のための録画制限が敬遠されている」との見方が業界で有力になっている。このままでは期待の次世代DVD商戦も不発に終わりかねず、メーカー各社は操作を易しくするなど消費者の関心を取り戻すのに懸命だ。
 06年はトリノ冬季五輪とサッカーW杯効果で出荷増が期待されたが、電子情報技術産業協会の調べでは、国内出荷台数は前年比18%減の348万台に落ち込み、01年の調査開始以来初の前年割れとなった。世帯普及率は06年3月末現在で40%(内閣府調べ)で、市場が飽和するにはまだ早い。調査会社のBCNの田中繁広取締役は「AV(音響・映像)機器に関心が高い人の需要が一巡し、次に来るはずの一般消費者に広がっていない。ビデオで十分と考えている人が多い」と分析する。
 DVDレコーダーは、電子番組表から選んで録画できたり、ハードディスクに番組をとりためたりできる新機能が盛り込まれたが、逆に「操作が増えて難しくなったという印象を与えてしまった」(メーカー関係者)。
 更に深刻なのがDVDディスクへの録画制限。デジタル放送は何度ダビングしても画質が落ちないため、海賊版が出回りやすい。このためDVDへの録画は、1番組につき1回しか出来ない仕組み(コピーワンス機能)が導入された。ダビングが容易だったビデオより使い勝手が悪くなったという苦情がメーカーに寄せられ、テレビ局とメーカーの著作権をめぐる議論も結論が出ていない。
 操作方法を簡単にする取り組みは始まっている。松下電器産業とシャープは、自社の薄型テレビとDVDレコーダーを専用コードで接続し、一つのリモコンで操作できる商品を昨年から投入。ディスクを入れればテレビも起動して再生が始まるといった簡単さが受け、両社はシェア1、2位に躍進した(BCN調べ)。
 ただ、現状は限られた需要を奪い合う構図で、市場全体の落ち込みに歯止めがかかっていない。昨年から発売が始まった次世代DVDレコーダーは、ハイビジョン画像を録画・再生できるほかは現行レコーダーと機能はほぼ一緒。今年さらに販売が落ち込むようなら、高額な次世代DVDはマニア向けの商品で終わりかねない。【斉藤望】

最終更新:3月3日19時13分



皆さんも、多分、DVDレコーダーを使っていらっしゃる筈。

しかし。
ワタクシ、持っておりません(汗)。

しかも、このニュースにあるように、ビデオで事足りております(大汗)。

これは、色々と事情がありますが。

簡単に言えば、放送を録画してわざわざ残しておきたいソフトが無い(オリンピックやワールドカップ、WBCを除く)ことに加え、本当に欲しい作品はDVDで手に入れているから、レコーダーの需要が無い…というところでしょうか?

何よりも鬱陶しいのは、コピー・アット・ワンス(※デジタル放送をハードディスクに録画した場合、DVDに落とせるのは一回だけ、かつ、落としたものは、基本的にコピーできないように色々と制約が加えられている)で、実際、放送側はともかく、メーカー側は頭を痛めていると聞いています。

…まあ、色々と手立てを加えれば、S-VHSまたはDVDソフト並の映像でコピーし放題ができるようになるのですが…そこまでして今のところ欲しい放送も無いし、余りに余っているテープで放送はチェックできているので、それほど困らないのが実情でして(笑)。

まあ、DVDソフトについてもねぇ…ごにょごにょ…←想像してみよう(笑)


このニュースにあるマニア向けという言葉ですが、確かに、映像メディア機器は、マニアが支えている機器である事は、否めない事実ですね。

皆さんは、未だにΒ(Beta)のビデオが、大変な人気があると言う事をご存知でしょうか?

中古のビデオデッキ市場では、「いつでも売りに来てくれぇ!」という状態です。

今は、ソニーだけが、Betaのテープを作っているようです。これは、やはり規格提案をした会社としての責任でしょうか。ただ、マニアの中では、ソニーがテープ提供をいつ止めてしまうのか?という事を心配している発言をよく聞きます。確かに、放送局用の機器には、まだまだBeta規格も現役で、今のところは、その流れもあるのかもしれませんね。

また、ワタクシも持っているレーザーディスクも、未だに製造している(※但し、パイオニアのみで、2002年当時の発表。未だに商品ラインナップから外していないところを見ると、細々と製造してくれているみたい。)

ディスクソフトの種類がDVDほど出ていないとはいえ、1000枚ほど持っているというマニア(パイオニアから見れば『買って下さった』お客様)もいるので、そういう人たちを切り捨てれば、この規格を作り出したメーカーとしての責任放棄という批判は免れないからでしょう。


…とまあ、こんなニュースに接して、あらためて思った事。

VHS・Βを作って競争した方々は、「時代遅れ」と言われても、未だに偉大な発明と言えるものをよくぞ作ってくださったなあ。


…最新機器を欲しがらなくなってしまった、オッサンの現実逃避です(笑)。

by uneyama_shachyuu | 2007-03-03 22:06 | 時事