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アジア人として。

さて、日本でも銃による殺人が相次いだこの頃。

アメリカでも、凄惨な大量殺人が出てしまったのは、皆さんご存知だろうと思う。

しかし、まあ。
韓国の騒ぎ方の凄さと言ったら大変なもの。

曰く、報復が怖いと。

しかしなあ。
何か、違和感を感じませんでしたか?

これを日本でアメリカ人が起こしたものだったら、と仮定して考えてみて欲しいのです。

ワタクシたちが、『ゴルルルゥア!アメ公ども!!』とアメリカ人をのべつ幕なしに責めるなどということが、あるだろうか?

今回、幸いというべきか、日本人が起こしたものではなかった。
というより、日本でもこの手の事件は起きているが、バカバカしいことに、か弱いものに対する犯罪という、もっと卑劣なものであったりした。

つまり、日本人の場合、ここまでの事件を起こすには、元々持っている民族独特のテンションが低すぎる感じがする。



さてさて。
韓国の人たちが、これほどまでに自分たちへの報復を恐れる、というのも、多分、ワタクシたちの冷静な感覚からすれば、何だかおかしい。

とはいえ、これがアメリカ国内だと、話が違うかもしれない。

しかし、仮に日本人が起こしたとしたら…報復があるだろうか?


実は。
研究の世界にいる友人から見える、アメリカでのアジア人研究者に対する評価というのは、実際、大体固まっている。

今回は、色々と話題になった(??)殺人犯と勘違いされてしまった中国人、韓国人、そして日本人を比べてみようと思います。


まず、アメリカ人から見た『アジア人研究者ブランド』はどうか?

これ、ワタクシの友人(とあるアメリカの国立の研究施設で働く博士)の意見では、ダントツに日本人が一番なのだそうです。

身を持って痛切に感じるのだから、間違い無いところでしょう。

理由は?
実は、実力による評価基準からは外れたところでの評価なんですけどね。

つまり。
まず一番の理由は、簡単に言えば、素直で正直かどうか?なんですわ。

中国人も韓国人も、言われると怒るらしいが、両者は良く似ているんですね。

で、一番彼らが敬遠される理由は、平気で『嘘をつく』という点にある、と友人は語っています。

ちょっと不穏当に聞こえる表現ですが、百歩譲っても『ハッタリがきつい』と言わざるを得ない。

まず、彼らがやってしまうのは、自己アピールの為に、何でも『できる、大きな経験がある』と言ってしまうことです。

これは、何もアメリカでだけではなく、日本でもやってしまい、軋轢を生む原因となっているので、民族的なものでしょう。

友人の博士も、日本時代、みんなそーとー悩まされた、と度々言っていたので、どこでも起きている問題なのでしょう。

つまりは、両国とも面子のお国柄で、虚勢を張る、という癖が大きすぎると。

確かに、アメリカでは、自己アピールの為に、オーディションで『できる!』と言ってしまう傾向が強い国ですが、あまりにも酷いと、後々自分を苦しめる結果となるだけでなく、すぐさま戦力として結果を求められるビジネスや研究の世界では、周りにとって大迷惑な話になってしまうのです。

で。
彼らが「できる」というので、やらせてみたら、当然できないんですね。
なのに、彼らは、押しなべてこの原因を人のせいにするんだそうです。

相手側としては、最も嫌う「大迷惑」です。

自分のやってきたこと、できることを最初から正直に話して欲しい、できないことはちゃんと教えるというのが、アメリカ側の研究者の基本的なスタンスなので、こういうのが最も忌み嫌われるのだそうです。


そして、肝心なのが、会ったばかりなのに、最悪なほどに厚かましいことだそうです。

友人も見たことがあるそうですが、渡米直後から、研究室のボスに『グリーン・カードの申請をしろ!』と押し付けてくるというのが頻発するらしい。

特に、昨今、その傾向が強かった。

アメリカでグリーン・カード(永住権)を得ようと思ったら…どれだけ、今は大変か?

割と簡単にくれる場合もあります。

それは、アメリカの国益になる人材である場合です。

イチロー選手を思い浮かべればよろしい。
彼などは、す~ぐ貰える♪ということだそうです(笑)。

それに引き換え…
…実力は誇大だわ、結果も出さないうちから超一流の顔して『グリーン・カード申請しろ!』だあ?!

彼らに言わせたら、ド厚かましいにも程がある!ということ。

これ、本当に怒っているボスが多い、との事です。



では、日本人の場合は?

日本人の場合、ビザの関係で、きっちり3年で帰国してくれます(笑)。

そして、グリーン・カードを取得する気概のある人は、まず、どこまでも結果を出そうと努力します。

優秀な人は、あちらから「残ってくれ」と言われます。

このどれかのパターンに入る確率が、非常に高いのです。


こんなことから、「日本人ブランド」という言葉があるそうです。

…まあ、逆に言えば、従順で使い易いとも言えなくも無いですが、研究者として、後々まで一緒に仕事ができるかどうか?という視点からは、やはり共同で仕事ができる存在、と評価されているようです。




友人の研究所での韓国人研究者たちの評判は、どうも最悪です。

この理由が、何とも素晴らしい(笑)。

一つ目は、あらゆる意味で、凄まじい『差別』をする事

研究室には、勿論、事務方として女性が雇われたりするのですが、凄まじい男尊女卑で平気で接して困らせることが、かなりの問題になっているらしい。

…あの国で、よくそんな事ができるなあ?

二つ目には、凄まじい『閉鎖性』

簡単に言えば、研究室を『韓国人だけ』で固めてしまう

…よ~やるわ。

ちなみに、昔の日本人も、このような閉鎖的傾向がありましたが、ここまで酷くはなく、今は、むしろかなりオープンに色々な国の人と仕事をしますが、日常生活では、やはり日本人と付き合う傾向が強いそうです。だから…狭い日本人社会もできてしまい、困る事も多いのですが(汗)。




韓国人移民の外国での評判は、韓国の新聞でも取り挙げられている通り、正直『最悪』なところがあるので、彼らには本能的に自覚しているのかもしれない。

韓国系企業内部での外国人差別(特にヒスパニック系への差別が酷い)、それに伴う暴力事件なども、相当な問題になっているそうです。

これは、中国企業でも同じような問題が生じているので、やはり両国とも「兄弟」と言えるのかもしれない。

少なくとも、韓国国内情勢の悪化に伴う留学ブームが加熱し過ぎており、また極端に中国人留学生が増えていた現状に鑑み、どこの学校も韓国・中国留学生を制限しようとする動きが見えていたので、今回の事件は、その動きに説得力を与え、拍車をかけることになってしまうかもしれません。



どちらにせよ、報復を恐れる事自体、彼ら自身の正直な心を反射しているようで、何だか感慨深くなってしまいました。

by uneyama_shachyuu | 2007-04-18 21:32 | 時事