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ごねるやり方が;;

今、オークションでまたまたシルビアのパーツを落としてしまいました。

段々カッコ良くなるワタクシのシルビーちゃん…
通勤先で目立たぬよう、純正エアロ仕様で仕上げております。

…だって、いかにもチューニング・カーとしてしまうと、めっっっっっっっちゃ目立つ地域なんですよね(汗)。

とにかく、これしか楽しみがなくなってしまっているなあ(涙)。



さて。
昨今は、サイトから様々なお客様が来られるようになり、デザイナーさんも喜んで下さいます。

出入りの営業さんも、デザイナーさんも、二人とも仰るには、今のご時世でも利益を上げている企業(『勝ち組』??嫌な言い方だが)は、全てネットへの注力が凄まじいとの事。

ただ。
ワタクシたちの業種では、そういうことに注力しているのは、間違いなく債務整理専門と謳っている人たちばかり。



実は、特に大阪では、この凄まじい債務整理問題の広告やアピールが大変な問題になっており、大阪会の会館に行くと、業務停止処分告知のオンパレードで、ついに連合会まで動き出しています。

何が問題なのか?というと、簡単に言えば誇大広告なんですね。

「相談件数1万件!」

なんて書いていながら、実はそんなにないとか。

また、受けたはいいが、仕事はしないとか、一番問題なのは過払いが出そうに無いと分かると、最悪の場合(それも少なくないケースで)受任を断るとか、一番あからさまな破産と民事再生案件は断るなどのトラブルが相次いでいます。


は~。
他人事ではない。
ワタクシなんかも、仕事が遅いからなあ~。

何しろ、何でも一人でやらないといけないからねぇ(涙)。

※ただ、勿論最後までみっちりやっているので、苦情は来ていないですよ(汗)。



ところで。
これだけ広告(特に大阪)が蔓延るのは、何故なんでしょう??

簡単ですね。
儲かっているからですね。

特に、過払い案件ばかりやれば、それは相当の儲けになると考えて良いでしょうね。

というのは。
彼らの広告料は、ホンマ、半端ではないんですよ(汗)。

例えば。
電車の広告などは、大阪近郊の鉄道に何らかの形で全て出せば、最低でも合計一ヶ月数百万以上になることが分かっています。

出入りの営業さんとデザイナーさん(この二人は仲が良い)と計算してみると、全てのメディアへ露出すると、おそらく年間合計は億単位になってしまうらしいです。

大阪地下鉄の広告を、しかも絞って出している先生とジジイが話した時も、月額数十万(100万円に近い方)かかっていることを知りました。

それで一ヶ月当たりどれくらいお客様が来ているのか?と訊いてみると、丁度うちの倍程度です。

うちのように、零細の事務所の数倍の人数がいて、こんな程度なのか…と、広告効果に疑問を持ちました。

逆に言えば、それだけかけてもペイしているということでもあるのでしょう。

但し!
その先生のところもさることながら、全体的に踏み倒しもかなり問題になっているそうです。

※うちのジジイは、この先生と話していた時、「うちはネット一本やで?」と言ったそうな。すると、唖然として絶句していたという。何でも、その先生もサイトを出しているが、「ネットを見た」と言って来るお客様は今まで皆無なのだそうだ。それなのに、うちのジジイのようなジイ様が、何でネットなのだ?!と混乱した様子が、ホンマに見もので実に面白かったと笑っていた。おいおい、ジジイも人が悪いな(汗)。確かに、80近いジジイがネット…というのは繋がりにくいから、驚くのは無理は無いと思うが…それに、広告費用の話になった時、うちと比較してのあまりの費用対効果の悪さに内心ビックリしながら、うちの広告費用は訊かれても何だか話せなかったと言っていた。当たり前か。うちの広告費用なんて、何しろ全部合わせてもその先生の地下鉄広告の僅か数十分の一しかないんだから(笑)。ただ、ネットでサイトを出していると、実に鬱陶しいことも増えた。とにかくネット、紙媒体問わず広告業者からの電話が業務を邪魔するほど一日中鳴りっ放しになるのだ。この前などは、大阪の広告会社が、いきなり月刊雑誌『オ○ション』(※チューニング・カーの老舗雑誌)をいきなり送りつけて来た。「何だ??どこでワタクシの『趣味』が漏れたのだ?!」と疑問を持ったけれど、そういうことではなく、「これに消費者金融問題の広告を出しませんか?」との打診で送って来たと分かった。一ヶ月の広告料を見てビックリした。この雑誌でも一ヶ月数十万(100万円の八掛け程度)もかかるという。しかも、この雑誌は全国規模。うちは全国対応はやってません(笑)。事務所では、ワタクシの「こんだけかけて一ヶ月で数千万儲けを出してくれるんか?」という一言で全員笑いながら納得してしまった(笑)。しかし、この時の雑誌の号は買おうかと思っていたところだったので、お金が浮いて助かった(笑)。何とも笑って良いのやら悪いのやら、この過払いバブルにありつこうと、こんな有象無象の業界まで蠢いているということだ。


で、です。
ワタクシたち程度の規模ですら、過払い案件は、大きいものを抱えてしまうことがあります。

去年など、お一人だけで合計1200万円(※相手方の請求額は530万円もあったが、利息制限法での引き直し後、残った借金は僅か数千円だった)もあった事例もありました。

ほぼ全て取り返しましたが、それにしてもこれは巨額でした。

しかし、お一人で6、700万円以上というのは、ある程度いらっしゃるんですよね。

だから、こういう案件ばかり狙えば、確かに凄まじく儲かるという仕組みなのでしょう。


ただ、これも、しっかり儲けていて、過払いの返金に『素直な相手方』がいるから成立するのであって、そうでなければ、結構大変なのですよ。

大手だってごねる時代なんですから…



現在、大手で一番ごねているのは、アコムとプロミスだと聞いています。

アイフルもごねると書いたことがありましたが、その答弁書は何ぼ何でも今時の学生でもこんなの書かんという学生以下の法学レポートのようなもので、しかも、相手方の請求に合わせて最初(原告の名前)と最後(『まとめ』と称する結論)だけが違うという何ともお粗末なもの。

でいて、結局期日前に和解を申し入れてきて、過払い元金と利息(但し訴訟物で請求している程度まで)を払うことになるんですわ。

…ワタクシには理解できません(笑)。

↑読みたいですか?一応データ化しているので、欲しい方はご一報を。


今のところ、プロミスは、訴えられると、利息の起算点(※不当利得について『悪意』となった時期)について、徹底抗戦する態度に出ているそうです。というのは、山口地裁宇部支部平成21年2月25日判決で、過払い金の利息発生時期で有利な判決が出ているからです。

ところが、この判決は、そもそも最高裁の判決を引用しながら、その理解に反しているとしか考えられないものなので、これを取った!さあ!ごねるぞ!という態度で出ていたのでしょうけれど、ワタクシが大阪地裁での訴訟を見ていると、裁判所のプロミス側の扱いは、正直、実にぞんざいなもので、「反論があるなら一応『聞いてあげる』から、その為の時間を『一応』取ります」というあからさまなものでした。

おそらく、きちんと主張していれば、最高裁に従った判決が沢山出ているのでしょう。

ワタクシたちのところでも、利息を元本に繰り込んで計算した元本と、更にその元本に繰り込めなかった金利の一部カットのみで和解を申し出られました。

※この案件は、ご本人いわく「優しい業者さんだから痛めつける気は無いけれど、武○士はきつかったので、訴えて下さい」というご要望があったので和解した(笑)。


ふ~。
こういう案件ばかりだと、気苦労も多いので、大変疲れます。

by uneyama_shachyuu | 2009-04-14 23:30 | 司法書士編。