2007年 11月 01日 ( 1 )

嫌がらせには嫌がらせを。

今、とある小規模サラ金会社を訴えています。

まあよくある取引履歴不開示に対する損害賠償請求と過払い金の不当利得請求なんですけどね。

…実に鬱陶しい事件なので、説明は省きますが、まあそのうちに。

まあ、よくある手ではあるが、初日欠席しやがった(怒)。

いいけどね。

さて。
この事件では、相手方の弁護士が、

「原告は、いつも誠実に開示している実績がある」ので「今回も不法行為は発生していない」

…と主張している。
こっちが何も知らんと思っているらしい。

この弁護士。
たった二週間前、同じ会社で、過払い金とその利息全額を認められてしまった上に、嫌がらせのためにたった4万円の損害賠償を地裁事件で控訴し完全敗北したという実績の持ち主(汗)。

うちの知り合いの司法書士さんが簡裁で代理し、控訴審はバカバカしいので本人訴訟で蹴りまくり、勝ってしまった事件。

資料も全部調べている。

今回同様、小出し小出しに記録を出し、「不法行為は無い」という主張を、裁判官に半ば怒りまくりの判決文でもって、髪の毛一本ほどの軽さすら認められずに完全に否定された判決が二度も下りた事例。

…勿論、今回は、事件番号まで付けて「不誠実な実績」を主張しておきました(笑)。

判決を見れば、この弁護士も能力も性格も疑われるような内容で、今回は、最初から顔に泥を塗られるようなところからスタートだな。



ところで。
このような過払い金の請求の場合、相手方としては、なるべく記録を出したがらないので、「訴えろ」という場合があります。

その場合、その時点で存在する資料の範囲内で計算し、いわば仮定の計算で訴えることになります。

しかし、その場合、訴えられた方にも問題が出てくる。

書面提出命令が裁判所から出るからです。

この場合、会社が困るのは、途方も無い仮定の過払い金を請求されること。

何故なら、原告側にある資料だけで計算しても、過払い金の場合、被告が資料の提出を拒めば、そのまま認められてしまうからです。

とすれば、出さざるを得ない。
しかし、その場合、不法行為がそのまま成立してしまい、損害賠償と訴訟費用、相手の代理人費用まで持つ羽目になるんですね。

で、出し方に特徴があり、「すんません。あなたの言う記録よりも前に貸していた事実が判明しました。しかし、はっきりした記録ではないんですよ。何せ、『古い記録』なもんで」と主張し、「はっきりしないと言う割には、支払日・支払額共に結構バラバラな資料を出してくるんですよ。

※支払日も支払額もバラバラなのは、計算書としては、むしろ「極めて自然な姿」なので、ほぼ間違いなく「本物の正確な記録」である。つまり、「無いよ無い!」といっていても、ちゃんと持っていたという印で、その時点で判例と金融庁の指導に違反し、不法行為を成立させてしまう。

資料に基づかない原告の計算を冒頭ゼロ計算、相手の「あやふやな」後出し資料の計算を後出し計算とでも言いましょうか。

こういう手に出るのは、冒頭ゼロ計算では高すぎる場合、何とか不法行為を避けつつ払う額を「正当な」過払い金に持っていくための手段なのですが、少なくとも大阪ではあまり威力を発揮しません。

「あ?何これ?原告、認めます?あ、認めない…では結審しますけど?」と言って判決をちらつかせ、被告会社に謝らせるようにもって行く脅しをかけ、結局は、過払い金とその法定利息(5%)と損害賠償と実費費用を払う和解調書を取らせるという結果になってしまいます。

大手では、あまりこういう手には出なかったのですが、GEコンシューマはこの手に平気で出てくる。

さすが、外資系です。
しかし、特に大阪は甘くない。

この手の裁判の記録を見ると、契約書が出てきた場合でも、資料があまりにあやふやだと、和解を申し入れをしてきても、蹴っていたらそのまま結審し、結局、高い代償が相手から分捕れる結果が多い。

大阪の裁判所は、最高裁判決が立て続けに出ているので、それを盾にめちゃくちゃスピード解決してしまうんですね。




実際、このような裁判所の流れからまあまあの規模なのに、あまりいい状態にはない会社も存在します。

例を挙げると、

アエル

クォークローン

それぞれ、同じプロミスの子会社ですが、事実上整理状態に突入しています。

ただ、三井住友系なので、潰すと銀行に飛び火する。
儲けるだけ儲けたんかっ!という話が出てきてしまう。

だから、債権回収係だけは置いておき、何とか整理しているようです。



アエルに至っては、「元金の6割ならすぐに和解しまっせ?時間かかるの嫌でっしゃろ?」という態度に出てくる例が殆どで、バカバカしいから蹴ると、大阪の裁判所は、蹴るとそのまま即日結審して判決をくれます。担当者も相当和解を申し立ててきますが、大阪の裁判所は相手にしなくなりました。

そのスピードは、サラ金会社の担当者によれば、大阪が全国一番だそうで、「和解に応じてくれるところから解決し、だめなら判決は致し方ない」…などと、サラ金会社も諦めに近い態度ですね。

何しろ、あまり酷い開示拒否や和解申し立てをすると、「ワレなめとんか」…とは言いませんが(笑)、かなり怒られるらしく、相手方もホトホト…という感じになっている例を多く聞きます。


さてさて。
この裁判は、もう一人の契約と非常に強い関わりがあり、一年はかかるかもしれません。

その代わり、和解しませんけど、何か?(怒)
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by uneyama_shachyuu | 2007-11-01 23:28 | 法律